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雄大は琴葉の隣に座ると、琴葉の体を支えながらおでこに手を当てた。


「琴葉、熱があるんじゃないか?」


触るだけでわかるくらいに熱く、雄大は慌てた。


「今すぐ病院に行こう。」


立ち上がる雄大に、琴葉はそれを手で制す。


「大丈夫だよ。寝てたら治るから。それよりごめんね、ご飯作れなかった。」


「そんなことはいいから。」


雄大は、minamiでの仕事スタイルのままの琴葉のエプロンと三角巾を取り、そのまま抱き抱えて布団まで運んだ。


「何か飲む?」


「…うん。お茶ほしい。」


「わかった。」


「雄くん、ごめんね。ありがとう。」


頭を優しく撫でてやると、琴葉は目を閉じてまたうとうととし始める。

そんな姿が痛ましくてたまらない。

雄大は心配でどうにかなりそうだったが、とりあえずキッチンへお茶を取りに行った。

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