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二章◆お姫様みたい◆

あれからというもの、雄大は仕事の都合がつく限り、毎日のようにminamiへ顔を出していた。

訪れるのは大抵閉店間際だ。


売れ残っているパンを3つ買って、その日の夕食か翌日の朝食にする。

そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にかそれが当たり前の日々になっていた。


minamiに通うようになって、雄大の仕事の時間は劇的に変化した。

毎日深夜まで働いていたのを19時で切り上げ、その分朝早くから仕事をする。

ダラダラと残業はしない。

もちろん、致し方ない仕事の場合は19時を超えるが、それでも早く帰ろうという意識が芽生えた。


生活が夜型から朝型に変わったのだ。

そうすると不思議と調子がいい。

不規則に食べていた食事も、とりあえず朝はminamiのパンを食べるようになった。

これがまた体の調子がいい。

この歳になってようやく朝食の大事さを実感したのだった。

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