美しい玩具
アルフレドは、優れた人工頭脳を埋め込まれた人の形を模したモノ。少年型アンドロイド。片道だけの燃料を積んで無人の星へ送り込まれたアルフレドの役割は、その星の観測データを毎日母星へと送信する事。アンドロイドでありながら、アルフレドは人間の本を読む。紙の上に文章として刻み込まれた、人間の思考。アルフレドはいつしか人間の心、感情というものに興味を抱く。特に『恋』という感情に強く引かれ、それが一体どのような思考なのか知りたいと切に思うようになる。そしてある日、アルフレドは無人の星から採取した土の中に、生物であったと思われる劣化した組織を見つける。極めて母星の人間の遺伝子に酷似した形。アルフレドは母星の人間にはその発見を知らせず、極めて人間に近いその生命を再生させようと試みた。カクヨム、アルファポリスにも掲載。
No.01 人を模したモノ
2017/09/20 18:00
(改)
No.02 『恋』という現象
2017/09/21 19:00
No.03 残骸
2017/09/22 20:00
(改)
No.04 螺旋
2017/09/23 12:00
(改)
No.05 揺らぎ
2017/09/24 12:00
No.06 『イブ』
2017/09/25 18:00
No.07 欠落
2017/09/26 19:00
(改)
No.08 告白
2017/09/27 18:00
No.09 自壊
2017/09/28 19:00
No.10 ただ、見詰め合う
2017/09/29 19:00
(改)
No.11 手紙
2017/10/01 12:00