Vertrag
人間批判が多いので苦手な方は避けてください。
Vertrag des Bluts
「何で私が貴方の使用人などやらねばならぬのです!!!」
そういうと少女はキッと青年を睨みつける。
「五月蝿いなぁ・・・『契約』したでしょ?」
そう言いながら横たわっていたソファからゆっくりと起き上がる。
自分が選んだことに責任も持てないのか?
「だからって!!!」
なんか妖艶。不覚にも見とれてしまった・・・どうしよう、私
「君はもう『人間』じゃないの、わかる?」
助けられた恩を知らないんだね、この子は。
「それは・・・。」
なんか、目が据わってるし
「君が選らんだんだよ。僕の血を飲むってさ」
この子はかなり楽しめそうだ。
「確かにそうですが・・・。」
なんで、なに。否定しなきゃいけないって。どうしてそう思うの?
「君は僕が居なきゃ生きていけないんだよ。だから僕が君をどうしようと僕の勝手なの。」
でも、ちょっと黙らせなくては・・・ね。
「そんな、」
「僕さぁグダグダ優柔不断なヤツ嫌いなんだ、捨てるよ、君を。それでもいい?」
このくらい言えばビビるだろ。
「すいませんでした。」
一応謝っとけばいいよね
「わかったならいいよ。君を飼ってあげる、おいで。」
そういうと満面の笑みで両手を伸ばした。
一応って。本当におもしろい
「嫌です。」
飼ってあげる?ふざけんなっ何様だよ!
「そう、主人の命令に従えないヤツはどっかで餓死してればいいよ。」
めんどくせー
「血液位、いくらでもあります。」
「あはは、君はおかしいね『狩り』もしたことないヤツはやり過ぎてハンターに捕まるよ、そしたら君はあの世行き・・・確かにそれも面白いね・・・。」
さぁ、次はどう出るかな?
「そんなぁ・・・。」
遅くなってすいませんでした。
黒蝶の後継と平行して更新しますので、
どうぞ宜しくお願いします。
灯籠