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決戦!

 決戦!

 ヤマシロが首都制圧に動く前に、すべての敵が動き出した。

 北ではアイヅの陸上部隊がエドに、攻め込んだらしい。

 アイヅの陸上部隊を援護する航空戦力はわずか3機のTM-X。

 エドが全戦力を投入して、アイヅ軍の迎撃に向かっている。

 首都を制圧している現国王派の軍も、動き始めた。

 ヤマシロはそこに航空戦力を投入したいところだったが、ミマサカから戦闘機部隊が接近していると言う事で、現国王派との戦いは陸上部隊が主戦力となった。

 ヤマシロはミマサカの陸上部隊にも、兵力を裂きつつ、まずはミマサカから飛来してくるTM-Xを迎え撃たなければならない。

 俺も、その編隊の中にいる。


 いつもの事だが、レーダーに敵が映り始めると緊張する。

 敵機の数は46機。

 たぶん、これがヤマシロの全航空戦力なのだろう。

 敵の最新鋭機、TM-X。アイヅに現れたのが3機と、かなり少数なのは稼働できる機数が少ない証拠だと思う。

 この前のTM-X同士の戦いで、ミマサカに帰還したのが5機。もしかすると、それがTM-Xの全数なのかも知れない。

 とすると、俺たちの先に待ち構えている敵編隊のの内、TM-Xは2機と言う事になる。

 いける。

 俺はそう確信した。

 使用する周波数を変更した新しいミサイル統合管制システムが、誘導ミサイルを発射させた。

 敵編隊に向かって行く、ミサイル。

 敵もミサイルを撃って来るものと思っていたが、ミサイルを撃たず、二機が飛び出してきた。

 二機?

 TM-Xか?

 誘導ミサイルの雨の中に、たった二機が突っ込んでくる。

 どうする気だ?

 俺はそう思いながら、パネルに映し出されたレーダーの情報に目を向けていた。

 二機とミサイルの距離が狭まって来たと思った瞬間、俺の目は見開いた。

 次々に光点が消えて行く。

 俺たちが放った誘導ミサイルを、たった二機の敵機が撃墜していっている。

 おそらく、あのTM-Xの仕業だと思うが、その戦闘能力は俺の想像以上な気がする。

 この前、戦ったことはあったが、こんな凄かったのだろうか?

 俺は命令違反だと分かっていたが、ミサイル統合管制システムのスイッチを切った。

 ほぼそれと同時に、俺以外の機から、誘導ミサイルが発射された。

 敵の二機のTM-Xはさらに直進を続けている。

 それもさらに速度を増したのか、放ったミサイルの正面に到達しかかっている。

 その瞬間、後方にいる敵機の前面に多くの光点が現れた。

 敵機がミサイルを放ってきた。

 敵のミサイルに注意を払いながら、友軍機の放ったミサイルの状況に目をやる。

 視界の先でいくつもの火の玉が起きている。

 TM-Xが次々に撃ち落している。

 マジかよ。

 信じらんねぇ戦闘能力だ。

 気付くと俺たちの放ったミサイルは全て撃墜され、TM-Xの背後からは敵のミサイルが迫っている。

 いや、TM-Xは俺たちより高い高度に移動し、背後から迫って来ていた友軍機のミサイルをやり過ごし、ミサイルが俺たちを襲っているところを高高度から攻めてくる気だ。

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