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美波さんには絶対勝てない~低身長小動物男子が高身長女子たちに溺愛されている件  作者: UMA未確認党
2章 勉強を教えよう編

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8話 もしかして…全員天然?

 「なぁ淳志~。平治の乱って何だっけ?」


「オイオイ晃さんや。それくらい知っとけよ。平治の乱って言うのは銭形平治が京都で起こした大捕物だよ」


「違うよ啓馬!平治の乱って言うのは源義朝と平清盛の争いだよ!」


 僕は次々聞いてくる質問にきちんと答えて行った。


「あれそうだっけか?」


「全く啓馬も気を付けな。ま~た赤点取るよ」


「そう言う恵麻は分かってるのか?」



 啓馬がそう恵麻さんに聞くと恵麻さんは……


「何にも分かんにゃい!」


 と両手を挙げて堂々と言い放った。いや分かんないじゃないよ……何のために教えてるのさ……


「wwwいやお前も分かんないんかい!」


 晃は爆笑する。


「だってうちら勉強嫌いやし!」


「それは俺もだけどさ!ハハハ」


 晃は大笑いする。いや、君も笑ってる場合じゃないでしょ……。僕はそう思いつつ次の問題を出す。


「じゃあ次ね……」


 僕がそう言うと恵麻さんは手を挙げる。


「ねぇあっちゃん。ノート見せてよ。ウチ授業中適当に線を引いてばかりなせいで何書いてるか分かんないんだよね~」


「分かった。数学のノートでいい?」


 僕は恵麻さんにノートを見せてみる。


「ありがと~」


 恵麻さんは頭を撫でて来るがこのくらい慣れたものだ。恵麻さん、と言うかこの学校の女子たちは僕のことをペットだと思っている節がある。恋愛感情と言うより子犬に向けるような愛玩感情なんだろう。


 恵麻さんはノートをぺらぺらとめくってあるページにたどり着いた。


「あれ?美波会長の連絡先と住所書いてあんじゃん」



 そうだった……そう言えばこの前図書室で美波さんに連絡先を一方的に書かれたまま消してなかったんだよね……てかどうしよう!そう言えばこのこと梨奈さんに言ってないよ。


 恐る恐る梨奈さんを見てみると梨奈さんはジト目で「ふぅ~ん……」と不満そうな眼だ。そのまま制服の裾を掴んで来る。


「生徒会長はあっちゃんの連絡先知ってるんだ~。ウチの番号も知らないくせに」


「俺はあっちゃんの電話番号はおろか住所知ってるぜ!なんせ幼稚園からの相棒だからな!」


「啓馬うるさい」


 啓馬の幼馴染自慢に恵麻さんが愚痴を言う。大概この二人も仲いいよね。ノリが合ってるというか…恵麻さんは梨奈さんに向き直って言う。


「梨奈も正直に言いなよ。あっちゃんの電話番号知りたいってさ」


「え?僕の電話番号知りたいん?」


 僕は驚いた。まさか梨奈さんが僕の電話番号を知りたいとは思わなかったからだ。


 梨奈さんは咳払いをしてから僕に告げた。


「あっちゃん。ウチとラインを交換してくれませんか?!」


 そう言って頭を下げた。


「べ、別に頭下げなくてもいいよ。別に減るもんじゃないから」


 そう言って僕も笑顔でスマホを出して、電話番号を交換する。すると赤い顔をした梨奈さんは立ち上がって「ちょ、トイレ行ってくる!」と言って走り出していった。



 僕達が残されると恵麻さんがニヤリと笑って僕の肩を抱く。


「じゃぁウチ等とも交換してもらおっかなぁ」


「え?恵麻さん達も欲しいの?」


「いいじゃんラインくらいさ。うち等友達でしょ?」


「まぁいいけど」


「やったぁ♪あっちゃんの連絡先~」


 そうして僕は恵麻さん達ギャルたちとも連絡先を交換した。


「で?女子とのワイワイ社交辞令は終わったのか?俺も教えて欲しいところがあるんだけどさ。何回計算してもたかしが秒速5㎞で暴れまわるんだけどさぁ。これボルト越えてんだろ」


 晃が頭を掻きながら言う。


「一応終わったよ。あと秒速5㎞はおかしいって。後最速って意味ならウサインボルトどころかF1カー以上だよ」


「ハハハ!晃よ。たかしがF1カーより速く走るわけないだろwww」


「そう言う啓馬は問題が一問も進んでないけど?」


「あっちゃん…教えてくれぇ!」


「アハハ。まぁこういう可能性もあるじゃん。たかし君はもしかしたらブルーインパルスに乗ってるかもしれないじゃねぇか」


「忘れ物を届けにブルーインパルスに?!すげぇなたかし!」


「もしかしたらたかし君は相当な大物じゃね?」


「マジか!ウチ尊敬するわ!」


 恵麻さんたちギャルが変なことを言い出して英二が立ち上がって驚く。


「違うから!たかし君は走ってるんだよ!」


「はいはい……」


 晃は笑いながら問題を解いていく。本当に4人ともおバカなんだから…すると英二が僕を見て


「まぁそれはそうとさ…淳志って美波会長さんと一緒に登校してるんか?」


「へ?」


「この前学校に神崎家の車で行ってたのを見てさ」


「あぁあれは美波さんが僕の家の前に来たんだよ」


「ふぅ~ん…は?美波会長お前の家知ってるってこと?!あの人の家真反対の方角にあるんだろ?珍しいな」


 英二が驚いて言う。そう言えば何で美波さんって僕の家の住所を知ってたんだ…



 すると恵麻さんがニヤニヤしながら言った。


「それってさ~会長がさ~」


「美波さんが……」


「生徒のことを知ってるからじゃね?きっと生徒会長は生徒の住所を全部教えられるんだよ。ほら生徒会長って生徒のことを守らなきゃじゃん?」


「あぁ~!そっかあの完璧人間の会長だもんね。きっと生徒の住所くらい調べてるよ。啓馬や英二も気を付けろよ。いつかお前の家に会長が来てスパルタ鬼特訓されるかもしれねぇぜ」


「うっせぇ晃wwお前もな!」


「まぁでも会長なら美人だしいいんじゃねぇか?この赤松英二に手取り足取り教えて欲しいよ」


「うわぁ……英二キモッ」


「そうか!会長だもんね。別に僕の住所くらい調べててもおかしくないよね。安心したよ」


「そうそう。でも気を付けな~。あっちゃん女子より可愛いから誤解した男が近づいて来るかもよ?」


「大丈夫だよ。恵麻さん。そんなの今に始まった話じゃないし」


 大体僕は男にナンパされた経験が結構ある。僕はそう言う趣味はないので全部断ってるけどね。


「可愛いのも大変なんだね~」


「まぁ安心しろよ!あっちゃんをナンパする奴は俺が片っ端から追い払うからよ!」


「モンペ止めなwww」


 こうして時間がたちぼくは一応おバカ4強に勉強を教えたのだった。

なんで美波さんは淳志の家知ってたんでしょうね?╮( •ω• )╭ナンデダロー?

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