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美波さんには絶対勝てない~低身長小動物男子が高身長女子たちに溺愛されている件  作者: UMA未確認党
3章 文化祭編

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18話 文化祭(本番編⑤)

 『文化祭終了まであと10分となりました。生徒は速やかに片付けに入り、 外にいる人は速やかに自分のクラスにご帰還下さい』


 文化祭終了のアナウンスが鳴り響く。もうそんな時間か……何かいつもより変な人が多かった気がするな……


「よっしゃ!あっちゃん教室帰って片付けしよーぜ!」


「はぁ疲れた~。俺ずっと野球してた気がする……」


 啓馬と晃が僕の肩を組んでくる。


「おいおい晃、これから後夜祭だぜ?もっとはじけようぜぇ?」


「俺は野球部で飛び入り参加した連中を抑えるのに苦労したんだよ……」


「へぇそんな奴いなかった気がするけどな」


「8割ぐらいお前だよ!後恵麻と何か途中で抜けてった武史先輩も!」


「はぁ……」


 啓馬は凄く元気だなぁ……


 そんなことを思っていると梨奈さんが来た。


「あ、あっちゃん!やっと会えた~。ねぇ一緒に後夜祭行こ?」


「うん良いよ。啓馬たちもいいよね?」


「あぁいいぞ」


「無論だ」


 そして僕たちは教室に行った。



 僕が教室に行くとそこに優香先輩がいた。


「と言うことなんだよ。クラスで考えておいてくれると助かるよ」


「は、はい大内先輩伝えておきます」


 英二がそれに答えている。


「お、ちょうど淳志が来たな。淳志、ちょっといいか?」


「あ、はい」


 僕は英二の所に行く。


「淳志、ちょっともう一度メイド姿になってくれないか?」


「は、はぁあああああ!」



「今年の文化祭の優秀な出し物の表彰があるだろう。それにウチのクラスが選ばれたんだよ。だから圧倒的一番人気だった淳志にはメイド姿で賞状受け取ってもらおうかと……」


「えぇ……」


「いいんじゃね?なぁ晃」


「あぁ俺コイツの化粧したメイド姿見れなかったし見たいわ」


「で、でも……」


「淳志……頼む、頼むよ~。俺への人助けだと思ってよ」


 英二が僕に向かって手を合わせる。


「ま、まぁ少しなら……」


 僕がそういうと後ろから梨奈さんと恵麻さんと明菜につかまれる。


「じゃ、お着替えしに行こーね!」


「え?あ、あの……」


「着付けなら任せて!」


「うわぁぁぁ!」


 梨奈さんと恵麻さんに引きずられていく。




 後夜祭の会場は熱気に包まれていた。僕は舞台の袖で見守っていた。


『ただいまより文化祭の後夜祭を始めま~す!用意はいいかァ!」


「「「「おーーーー!」」」」


「それでは、まずは生徒会長のご挨拶だァ!」


「「「「おーーーー!」」」」


 そういうと美波さんが出てきた。


「ご紹介にあずかりました。生徒会長の神崎美波です。皆さん文化祭は楽しかったですか?」


「「おーーーー!」」


「今年の文化祭は私達生徒会が頑張って準備しました。皆さんのご協力で無事成功させることが出来ました!ありがとうございます!」


 美波さんはそう言ってしばらく演説を続けた。


 演説が終わった後で……


「それでは最優秀賞を決めるで。それは…『2年B組の女装メイド&男装執事喫茶』だァ!代表で海城淳志くんに来てもらうで!」


「「「「「ワーーーーー!!!!!」」」」」


 生徒たちの歓声に包まれて僕は恥ずかしながら姿を現す。


「キャー可愛い!」


「すげぇ似合ってるよぉー!」


 周囲からの声に包まれて僕は壇上の中央に姿を現す。



「凄く似合ってるわ。淳志くん♪」


 目の前に高身長の会長が立っていた。


「あ、ありがとうございます!」


「フフ、素直ね」


 そう言って美波さんは僕に賞状を渡してくる。


「以上最優秀賞の発表でしt」


 司会をしていた武史先輩がそういった時……上の器具が僕に向かって降ってきた。


「避けや。淳志!」


 武史先輩がそう叫ぶ。でも美波さんが危ない!


 僕はそう思って美波さんを突き飛ばした。その勢いで僕も倒れる。


 僕の顔は柔らかいクッションに覆われた……


 それが美波さんの胸だと気づくまでに数瞬かかった。


「ご、ごめんなさい!」


 僕は一瞬で飛び上がる。美波さんは茫然としていたようだった。


 場は一度シーンとした後悲鳴が巻き起こる。


「あ、あぁ大丈夫よ……淳志くん」


 そう言って美波さんは僕の頭を撫でる。


「それより怪我はない?どこかに傷でもついてたら……」


 美波さんは慌てて僕の体をまさぐる。


「あの……会長、淳志。大丈夫やったか?」


 武史先輩がそう尋ねてくる。あ、そういえばここ壇上じゃん。全校にこの醜態を晒しちゃったってことだ……


 僕は慌てて壇上から駆け降りる。


「お、おい淳志!」



「おぉあっちゃん大丈夫だったか……」


「全く設備はどうなってんだ設備は!」


 啓馬と晃がそう僕を心配してくる。


「だから女難の相って言ったんですよ……」


「フハハハハ!おっぱいダイブとはお前も隅に置けないな!


「うるさいです。光士郎さん」


 仁木さんは光士郎の股間を蹴り上げる。


「淳志殿……貴殿は羨ましいことこの上ない……」


「うるさいです。渋川さん」


 仁木さんは渋川くんの股間も蹴る。


「ご褒美……」


 それぞれ見ていた明菜と梨奈さんはというと……


「あのクソ会長……あっちゃんのファーストキスを奪っちゃって……」


「マジで許せん。あっちゃんはウチのおっぱいだけ飲んで過ごしてればいいのに……」


 よく聞こえないけど触れない方がよさそうだ。


 まぁそんなことがあってそれぞれの衝撃の元で後夜祭も終わり、文化祭は終わったのであった。

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