未知の旅路
この道は、私の知らない道。
はじめて通る、田舎の道。
どこにつながっているのか、わからない。
この先に……私を待ち受けているのは。
この道は、私の知らない道
はじめて通る、都会の道。
どこにつながっているのか、わからない。
この先に……私を待ち受けているのは。
この道は、私の知らない道
はじめて通る、異国の道。
どこにつながっているのか、わからない。
この先に……私を待ち受けているのは。
何度も旅をしてきた私は、未知の旅路に恋い焦がれている。
知らぬ道を歩くと、旅の醍醐味を感じる
知らぬ道を歩いて、知った道に変わるのがたまらない。
未知の道を進むたび……この道は旅路になるのだろうかと思う。
目的地について、帰宅すれば…旅だったといえる。
目的地がなくても、帰宅すれば…旅だったといえる。
帰宅できなかった時、それは…旅だと、言えないと思うのだ。
旅の途中に通った道でなければ、その道は…旅路とは言えないのではないかと思うのだ。
旅に出るのは、とても…楽しい。
しかし、帰ってくることができなくなるのではないかという不安も、無きにしも非ずだ。
ずいぶん、未知の旅路が増えたようにも、思う。
……気のせいであれば、いいのだが。