表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

k.s

作者: さらさ

大好きで愛してる。あなたとセックスしてる間に、悲しくなることは今のところなくて、それが救い。

快楽が頭を支配したからおかしくなったのかな。

あなたとここにいること。全部おかしいと思うの本当はね。

だって恋人じゃないから。

あなたと恋人だった時間は最初から私の錯覚だったから。


二股だって知る前と知ったあと。

私が2番目のひとって知る前と知ったあと。

都合のいい女の子って自覚する前と後。


してることは同じだね。


だから言葉で仕返しするの。少しの抵抗だよ。

私はあなたが好きだから、今苦しいのと言った。

はやく好きじゃなくなりたいとも言った。

選んでくれたら許すと言った。


そしたら傷つけてごめんねと言った。

好きだよと何度も言った。

私の名前を呼びながら気持ちよくなってたでしょ。

その声が心地よくてもっと耳元で聴きたいの。


あなたと違って嘘はつけない。

きっとそういう性分なんだと思う。


きっと嫌なことから逃げるのが上手で、自分の心に正直な嘘つきだから、あなたは私を選ばない。

でも信じたくないんだよと泣いたら抱きしめてくる。

暖かくて悲劇で大好きな香り。

優しいね。優しいから好き。優しいあなたも好き。

優しいからきらい。好きだからきらい。


あなたのずるいところがどうしようもなく好きなの。私を苦しめるそのずるいところが、愛しくて堪らないから私は幸せにはなれない。


ごめんねって言わせて、抱かれて、きっと消えない傷みたいな女の子になって、あなたの呪いになりたい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ