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ep1:惰眠

初めて書く小説です。工学系のお話も混ぜていきたいと思いますが、浅学のため間違いが入るかもしれません。悪しからず。

 「はい小畑くん」


 当たり順で回っていたらしい回答が俺に当たった。


 俺の席はストーブの前だが、午後は抗いきれないほどの眠気に襲われる。今日も暖かいストーブの前で気持ちよく寝ていたのだが邪魔されてしまった。当たり順は滅んでくれ。

 

 隣の奴に助けを求める。寝ていたせいで答えるところが分からねぇんだ、すまんな。


 教えてもらったところを見ると昨日暇でやり終えていたところだったが、合っているかどうか不安だ。答えて先生を見ていると、俺が言ったのを黒板に書き始めたからどうやら合っているらしい。


 しかし、そんなことよりさっき寝ちまう前にいじっていたスマホがバレてないか心配である。机の中を手探りで探していたら、地域の企業誌の上に置いてあった。寝るかどうかの瀬戸際で机の中にスマホを入れていたらしい。


 もちろん、授業中にスマホを触るのは当然アウトだ。しかしスマホをいじるのは既に俺の四大欲求の一つとなっているからしょうがない。


 先生がこっちを見てないうちにまた寝ようとしたら、左腕がちょっとしびれていることに気づいた。腕枕をしていたらしびれてしまったらしい。今度は椅子に掛けてあったパーカーを腕の上に置き、それを枕にして寝ることにした。


 これができるのもストーブの前だからだ。裏ボアのパーカーを着る必要がない。席替えで前の方に来てしまって嫌だ嫌だと思っていたが、冬場ならそんなに悪い事だけではなさそうだ。

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