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第一話:筋肉痛?〜祢音〜

障害の事については、間違っている所もあると思いますのでご了承下さい。

【人物設定】

*全ての人格が同じ年齢。

時雨シグレ 紅音クオン

主人格。19歳。滅多に表には出てこず、ずっと内側に籠もっている。(紅音については詳しい詳細は物語の中で…)



祢音ねおん

最初に生まれた二つ目の人格。音楽の才能に恵まれており、楽器ならなんでもこなせる。歌もうまいが、体力が半端なく乏しい。普段は明るくドジだが、音楽に関わると人が変わったようになる。一人称は私。礼音レオン

三人目の人格。家事全般がプロ並みにうまく、特に料理はその道のプロ達には伝説的な存在。母性愛に溢れていて仏のような性格で、口調は丁寧語や謙譲語を使う。一人称はワタクシ。


璃音リオン

四人目の人格。非常に頭がよくIQ200を誇る。たまに警察のパソコンにハッキングしたりして気が向けば事件を解決したりする。面倒くさがりで、神経質。自分が怠けるためには労力を惜しまない性格。一人称は僕。


詩音シオン

五人目の人格。身体能力が非常に高く、何故か拳銃や凶器なども使いこなす。喧嘩が大好きで、何時の間にか暴走族達の頂点に立つほど。しかし一匹狼派で目立つつもりはないので、喧嘩するときは小さな着ぐるみの頭だけをつけている。気性が荒く飽きっぽいが情にあつい。一人称は俺。


すべての人格が、表にでている人格を見たり内側(心の中)から話しかけることが可能で、よく内側にいるメンバーで会話する。姉妹のようにみな仲がよく。異常な程、親愛の情に溢れている。主人格の紅音にたいしては、特にそれが強い。全ての人格が紅音が10歳の時の一年間で生まれた。












《本編》

私は普通の人とは少し違っている……



わたしはわたしを、わたしとは呼べないのだ……



私の心は一つじゃない



一つの器に五つの心……沢山のわたし…………



…………



………楽しいけどね♪



【音の日常】 ――東京、某高級マンションの一室


のっそりとベッドから起き上がる影があった…

「うぅ〜…眠いぃ……っっ!?かっ…体が痛っっっ??なっなんで〜〜?」

祢音は、体に走る痛みに全く覚えが無かった。


なんでだぁ?

私、昨日の夜いつも通りに、コンサートでバイオリンの演奏しかしてないよね……!?


それから、十九時くらいにマンションに帰って早かったけど、疲れててすぐ寝たよね……!?


寝たよね……‥



寝た……よ…



寝、た……




!!!!!!!!!!!!!(まさか!)



「(声にしなくてもいいけど…)詩音!!!あんたでしょぅ!?昨日の夜、私が寝てる時に体使ったの!!!!」祢音は誰もいない一室で大きく怒鳴った



「っこらーーー!!返事しろぉ!!!」


少しすると、祢音の頭の中から


『…なんで俺って分かった?』


とふて腐れた様な声が響いた



「ハァー‥やっぱりね……。分からいでか!大体こんなに筋肉痛になるようなことすんの、詩音位のもんでしょ?」

そう……こんな風に、腕が上がらないくらいの筋肉痛はね……


「んで、こんな風になる程何してきたのさ?」



『喧嘩』


「またぁ?あんたも好きだねぇ〜〜。‥‥相手の数は?」


『15人くらい』


「また増えたわね〜〜…んで、…勝ったの?」


『もち』


「ならよし!だけど、わざわざ私が寝てる時に体使わなくても!一言言ってから、表に出てこれる部屋に入って欲しかったわ」



私達人格が、【チェンジルーム】と呼んでいる心の中にある部屋は、中に入り、表に出ている人格に確認をとることで人格を入れ替わることができる…


しかし例外があって……


表に出ている人格が寝ている時は内側の全ての人格に了承を得て、チェンジルームに入る事で入れ替わることができるのだ…


以上説明終わり!!


『言おうとは思ったんだけどさぁ〜…いつのまにか祢音寝ちゃってたんだよ。』


詩音は、淡々とそう言った


「あ〜〜……眠気限界だったからなぁ…帰って速攻寝たんだったぁ。」


『ほら、俺は悪くねえ』


まぁ…ならしょうがないか。ってか私が悪いのか?


「ごめんごめん〜++昨日は本当に疲れてたのよー。」


『まぁ、その筋肉痛は間違いなく俺のせいだからな、別にいいさ』


…さすがに格好いいな詩音。女にさしとくの勿体無いわぁ



「ありがと^^!さて…今日表に出るのは誰だったっけ?」



『確か……礼音じゃないか?呼んでくるわ』



「お願い〜〜!」



それから20秒程して………



『お待たせして申し訳ございません。おはようございまする祢音様。礼音ですよろしゅうございますか?』


という、礼儀ただしい優しい声が内側から聞こえてきた



「おはよう礼音^^いつでも準備OKだよ!」

そういって祢音は目を閉じた……


そして、内側と表側から声をあわせて


「…せーっの!!」




「『ドラフト』」

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