ミウちゃんがお誕生日
2013/07/28
ミウちゃん誕生日記念SS
会話文のみ。
ガイさんとお約束
「あ、ミウ。」
「ガイ?どうしたの?」
「今日の夜空いてるだろ?ちょっと来てほしい所があるんだ。」
「何で知ってるの?というか何で皆『おめでとう』って言うの?」
「……ミウ、今日何の日か知ってるか?」
「知らない。……何その呆れた顔!わかんないものはわかんないもん、ガイの馬鹿!」
「泣くことないだろほらおいで。」
「知らないもん。」
「はいはい。忙しいのは解ってるけどさ、自分の生まれた日くらいは覚えてような?」
「……え?今日、何日?」
「7月28日。」
「知らなかった……。あ、じゃあ海と結夢も誕生日だね!」
「お前三つ子だもんな。と言うか自分は良いのかよ。」
「私は別にどうでもいいよ。後は……父上と母上の命日だね。」
「そうだな。きっと祝ってくれてるだろ。」
「うん。後で会いに行くよ。」
「おう。じゃ、仕事終わったら来いよ。」
「うん、行ってきます!」
五守のみんなと
「おっはよー!」
「おはようミウ。」
「おはよーさん。」
「はよ。」
「あれ、シオン居ないの?」
「書類届けに行っただけだ。すぐに帰ってくるだろうよ。」
「そっか。髪結んでー!」
「ディミオスにやってもらえ。」
「おいで。」
「緩く一回三つ編みして一つに結んで!」
「いつものだね。」
「ネクタイと言い髪と言い、ちょっとは自分でやるとかねぇのかよお前は。」
「出来なくはないけど面倒なんだもん。ネクタイは出来ない。レン居るし出来なくても良いよ。」
「任務の時どうしてんだ。」
「スキアかリョウガにやってもらう。単独の時は誰か出来る人に。」
「出来るようになれよ全く。」
「そう言いながらいつもやってやるよなリオンは。」
「うるせぇぞアディス。」
「はい、出来たよ。」
「ただいま。おはようミウ。」
「シオンおかえり!ディミオス有難う。」
「ミウ、ちょっとおいで。」
「なに?」
「誕生日おめでとう。」
「有難う!髪留め?」
「俺達から、ね。これ取りに行ってたんだよ。」
「つけてー!」
「はい。ミウは深紅が似合うね。」
「えへへ。大事にするね。」
「おう。」
幼馴染と
「五守特攻部隊長のミウ・レギオスです。美優居るー?」
「あ、美羽!待ってたよ。」
「よう。」
「あ、翔と銀も来てたんだ。用って何?何かあったの?」
「忙しいのにごめんね、時間取らせちゃって。」
「ううん。今休憩時間だから大丈夫だよ。」
「良かった。これ渡したかったの。」
「タイピンだ!」
「うん。ミウ、時々ネクタイしてるでしょう?似合うんじゃないかって三人で選んだの。」
「有難う、嬉しい。今度ネクタイしたら着けるね!」
「うん!お仕事頑張ってね。」
お兄ちゃん達と
「お兄ちゃん呼んだー?」
「やっと来たか。」
「森地お兄ちゃんとは違ってミウはお仕事してるんですー!」
「なんだと。」
「確かに森はただの暇人だもんな。」
「だな。」
「海!結夢!」
「ほら、落ち着いて。」
「炎にぃと星夜にぃは"お兄ちゃん"って感じだよね。森にぃは全然だけど。」
「なんだと美羽!」
「兄さんもだよ。ほら、美羽だって忙しいんだから。」
「なんで俺が悪いみたいに……!」
「美羽、海、結夢、誕生日おめでとう。」
「有難うお兄ちゃん。」
「何が良いか悩んだんだけど、この前美羽が気になるって言ってたから。」
「ギターだ!」
「態々名前入れてもらったんだぞ。大事にしろよ。」
「うん!有難う、お兄ちゃん。」
師匠と
「ししょー!お呼びですかー?」
「おう、これやるよ。」
「わ!投げないでくださいよー。何ですか?」
「まあ頑張れよ。」
「髪ぐしゃぐしゃになった……。何だったんだろ今の。ホルスター、かな。綺麗な装飾ー……やる、って言ってたからプレゼントかな。もう行っちゃったけど。後でお礼言わなきゃ。」
仲間と
「ただいまー!」
「おう、おかえり。」
「おかえりミウー!」
「お疲れ。」
「じゃ、やるか。」
「「「ミウ、誕生日おめでとう!」」」
「有難う!」
「これは俺等から、な。」
「ネックレス?」
「そう!俺達と色違いだよー!」
「ガイは青で、リュウは緑で、ギルは黒?」
「おう。で、ミウは赤な。」
「ね、皆のちょっと貸してー?」
「ん?別に良いけど……。」
「どうするんだ?」
「これに私の魔力込めて……お守り!」
「おーすげぇ、石の光が変わった。」
「さっすが俺のミウ!」
「リュウのじゃないけどな。」
「えへへ、これでも天界軍の神将ですから!」
「ミウ?」
「どうしたの、ガイ。」
「生まれて来てくれて、生きててくれて、ありがとな。」
「……うん!みんな大好きだよ!」
ミウちゃんお誕生日おめでとう。貴方を描けて良かった。これからもよろしくね。
そして私も17歳になりました。




