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初めの物語
これは、BL小説です。苦手な方はさあUターンを!
俺があいつと出会ったのは、蝉がうるさい季節。
女も男も別に好きじゃない。
初恋?好きって気持ちも分からないんだ。
胸が痛くなる?キュンとなる?鼓動が速くなる?
分からないね。
そんな俺の名は、風村 拓海。今年入学した高校1年。
好きな事は何もしないでのんびりする事。
嫌いなものは、ありすぎて書ききれない。上げれば、屯うのは嫌いかな。女子のギャル系は特に。
学校では、ただ机で携帯をいじっているのが普通だ。
充電器はかかせないね。あの電池のやつ。
後は、まあ適当に友達と話してる。三人くらい仲のいい奴がいれば十分だ。
ルックス?並みだよ。角度が変われば、カッコよく見えるかな。
頭?平均以上取れてるからいい。
…自己紹介はここまでにして、さっそく本題に入ろう。
俺はありえない奴を好きになる。
俺だって何であんなやつ好きになったんか分かりゃしねぇ。
でも、好きに変わりはない。
こちらの恋愛事情、聞いてくれな。