♯06 僕は頑張る
僕が勇者になって1年が経ちました。
毎日を充実した日々を送っています。
今の僕は、月に一度、姫様の元に向かいます。行くタイミングは使者が知らせてくれます。
姫様はとても忙しい日々を送っているので、僕が頑張って息抜きをしてあげています。
週に1か2度は、ノノンさんとマーレンさんと会います。いつも2人一緒に来て、2人同時に行います。
元パーティーメンバーらしく、息のあった行為がとても気持ちが良いです。お返しは僕が出来る限り頑張る事です。
いつ見てもお2人は仲が良くって羨ましいです。
と、振り返れば僕はエッチしかしていません。地球に居た頃は童貞で、僕の僕が巨大過ぎてトラウマでした。
でも、この世界に来て、この大きいのはとても良い事なんだと教わりました。
僕が密かに想いを寄せるあの方に……ってこの恋は絶対に叶わないので、想いは秘めたままにします。
さて、話しを少し戻します。
ノノンさんから聞きました、エッチは勇者の仕事の1つだと、勇者は皆を元気にしてあげる者だと!
本当であれば色んな人と行為を行なっても良いそうです。ですが、僕は今でも満足をしているので、その役目は他の勇者がしてくれると思っています。
「にーちゃん!教会行こうぜ!」
「おはよう」
教会で仲良くなった子供です。僕の事をヒーローか何かだと思っています。まあ、勇者なので間違いでは無いのかもしれませんが、結構な頻度で街外れに借りた一軒家に来ます。
って、エッチしかしていない僕が何故借りられるのかって?
姫様からもノノンさんからも、マーレンさんからも資金を貰うからです。
何度か遠慮はしたのですが、姫様は「勇者にお給金を渡すのは国の勤め」と言い、ノノンさんは「私はあなたに癒して貰っていますわ、その御礼と思いなさいですわ」と、マーレンさんは、「伯爵様の愛人だから、他に使い道がないの」だそうです。
教会にはいつものようにギャル神官さんが居ました。
「おはようございます」
「ちゃーす」
いつもの軽い感じで挨拶を交わします。喋り方は誰に対しても軽いです。でも、そこが誰からも好かれるのかもしれません。
「スルメ食べるっしょ?」
と、手にスルメを持っていた。
「神官様、おいらにくれよ」
子供が神官様からスルメを奪い取ります。
「コーちゃんの分が無くなっちゃったっしょ〜」
「僕は大丈夫なので」
と、自分の分らしいスルメをギャル神官さんはくちゃくちゃと食べています。
「しゃーなし、あーしのをあげるっしょ〜、あーんしてっしょ」
と、口から脚が出てる部分を摘み、僕の口に近付けてきます。僕は口を開け受け取る。
先が噛み砕かれ柔らかくなっていて、スルメの味だけじゃない、ギャル神官さんの味がしたような気がした。
こうして、僕の拗らせが更に増しているともつゆ知らず。
スルメを堪能しながら、今日の夜のオカズもまた、ギャル神官さんにしようと決めた。
「次の経験値わぁ〜と、後50ぐらいっすねぇ〜」
1枚のカードを渡される。このカードはステータスカードで自分の能力やレベルなどが書かれてある。
このステータスカードは、ゲームにあるような表記で、魔法が発展したこの世界だから可視化が出来るのだと思う。
「頑張るっしょ〜」
「はい!頑張ってレベルを上げます」
僕はエッチで経験値を稼ぐ事が出来るようなので、エッチを頑張ります。
しばらくギャル神官さんと話しをして、子供とも別れた。
僕のレベルは13、これが高いのか低いのか分からない。ギャル神官さんが言うには、僕の体力だけは尋常じゃなくあるのだと教えてくれました。
力:20
体力:19191919
器用さ:1030
運:69
何か意味ありげな数値だよね、この世界に来てすぐはレベル3だった、それから1度も体力数値は変わっていないのは不思議です。他の部分は変動あるのに、得に器用さはぐんと上がりました。
もうそろそろ武器の1つや2つ持ってたのが良いのかな?勇者なのに、1度も冒険にも、魔物も倒した事が無いです。
ノノンさんが言うには、このままで良いよって言ってくれています。
マーレンさんも、それに頷いていました。
今度、姫様にも聞いてみようと思います。それで武器を持つかどうか決めようと思います。
って噂をすれば家の前に使者さんが居ました。
「いつもの方じゃ無いのですね」
いつもは鎧姿の男性の方です。王家の紋章の入った鎧を着て、黒馬を乗りこなす凄くカッコいい人です。
ですが、今回はドレスに身を包んだ可愛い青髪の女性の方です。馬車で来られていて、隣には執事らしき者も立っています。
この女性の方が使者だと分かったのは紋章が馬車にあるからです。
「は、はい、こ、こちらを」
とても緊張しながら僕に手紙を渡してきます。
見慣れた封蝋がされた手紙です。
いつもならお城への招待状で、いついつに来て下さいと書かれているだけです。が、今回は違いました。
僕は頷きました。
「お、おおお、お受け頂き、あ、あああ、ありがとうございましゅ」
女性は一気に緊張を増しました。
この方は第4の姫様でした。とても聡明な方で、良くお会いする第1姫様の相談役としてこの国に残したいそうです。
ただ残すとなると問題があるらしく、誰かのお手付きにするのが1番早いとの事、ただ、そこらの貴族だと問題が発生する可能性がある為、国からも、貴族から見ても問題の無い、僕のお手付きが1番のベストと判断したようです。
エッチは勇者の勤めです。今回も全力で頑張っていこうと思います。
その夜、街外れの一軒家で、可愛い女性の声が途切れる事なく響き渡った。
外には執事と、馬車の御者が居た。この女性の声を聞き、興奮しない男性はいない。
理性の歯止めが難しくなった2人は、ハッスルしたとかしないとか。
新たな世界に足を踏み入れたようです。
外には影から守る騎士も居ました。
その人達がどうなったかは知りませんw




