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よくあるRPGのような世界  作者: ノ乃ノ
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♯03 ご馳走になりますわ

「ごきげんよう」

「ええ、ごきげんようですわ」


 私は僧侶ギルドに所属する『ノノン』

 去年までは勇者パーティーに所属していたヒーラー役の僧侶ですわ。


 私が所属する僧侶ギルドの人数はとても少ないですわ。その理由は、ヒールを使える者が少なく、ヒールが使えてもギルドに所属せず、貴族に仕えたり、病院に勤めたりする者が多いからですわ。

 僧侶ギルドの仕事は主に、ヒーラーが欲しい者達の仲介役をおこなってますわ。冒険者ギルドは依頼を仲介してるから、人か仕事の差ですわね。


 ヒーラーは冒険者が喉から手が出る程欲しい存在ですわ。だから、冒険者の依頼は多いですわ。

 最初からパーティーに入って、僧侶ギルドに入らない者も居ますわ。でも、そういう者程、のちのちに僧侶ギルドに入ってきますわね。

 トラブルを回避するのにも使えますし、僧侶ギルドはいたる処にツテがあるから情報が集まってきますわ。

 情報には依頼の裏を取れたらする場合もあるので、所属してプラスはあってもマイナスは無いですわ。


 そんな私も情報が欲しくてギルドに入っていますわ。


 だって、勇者を個人で探すのって大変ですもの。ギルドに居れば高確率で入ってきますわ。

 それで、先程、勇者の情報を得たのですわ。さっそく勇者の元に向かわないと行けないですわ。


 だって、若さを維持するのに勇者は必要ですもの。


 何故必要ですかって?


 ここだけの話しですわよ。


 勇者の称号は神様から与えられるのですわ。その選定は上位の限られた者だけができますわ。


 この国だと、姫様と神官様のみですわ。


 神から与えられた称号は、そのパーティーにも及びますわ。

 例えば、能力値が上がったり、レベルが上がりやすくなったりと、その勇者にもよりますし、自分自身にもよりますが、悪い事はまずあり得ませんわ。


 で、ここからが裏情報ですわ、知る人ぞ知る情報です。ってぼちぼち知れ渡っていますけどね。


 勇者とまぐわえば、何かしらの恩恵が得られるのですわ。


 人によってその恩恵は変わりますわ。以前のパーティーに居た、魔法使いのマーレンは魔力向上って言っていましたわ。

 

 それで私は、若さ維持ですわ。


 見た目は17歳前後ですが、実年齢は150歳を過ぎていますわ。永遠に続けれるか分からないですわ。


 でも、続けれるだけ続けていきますわ。


 永遠の命より、永遠の若さのが魅力、ぽっくり死んでも構わないので永遠の17歳で居たいのですわ。


 だから勇者をいただかないといけないのですわ。


 今回の勇者はどんな方か分からないですわ、まだ詳しくは情報が入ってきていませんわ。ただ、気になる情報が入ってきてましたわ。


 それは。


 姫様が夜の営みを勇者としたと……


 あの姫様がですわ。前の勇者には見向きもしなかったのに、召喚されたその日にまぐわったと。


 凄くカッコ良いのかしら?お世辞にも前の勇者はカッコ良いとは言えなかったですわ。

 モノも小さいですし、行為も下手でしたわ。すぐに終わってしまうから不満が残ってしまいましたわ。まあ、ヒールをかけて強制的に動かしてましたけどね。


 あの方かしら?


 木の影から教会の方を覗いていますわ。子供を見てるのかしら、子供好きなのねきっと、私は余り好きじゃありませんが……


「ごきげんよう」

「うわっ!!!!」


 驚かせてしまいましたわ。びっくりして尻餅をついてしまってますわ。


「私はノノンと言いますわ、あなた様が勇者様で間違いありませんか?」

「え〜と、はい、いちをそう言われています」


 立ち上がり、もじもじさせながら返答してますわ。


 以前の勇者は「俺が勇者だ!」って勇者アピールが凄かったですわ、その点、今回の勇者は好感が持てますわ。それに、もじもじとしてる姿がとても可愛いですわ。


 大当たりですわ!


「私、以前の勇者様パーティーの回復役ヒーラーをしてましたわ、もし宜しければ、お話ししません事?」


 その後はもちろん、ご馳走になりますわ。


「えっ!そんなに若いのにパーティーを組まれてたのですか!?あ、あの僕で良ければ是非お話ししたいです。勇者に召喚されたのですが、色々と良く分からなくて」


 よし!釣れましたわ。


「ええ、私で教えれる事なら何でもお話し致しますわ」

 

 手取り足とり、腰とり、とね。




【次の日】


「ノノちゃんじゃないっすかぁ〜、珍しいっしょ〜」


 私は神官様に会いに来ましたわ。目的は回復。私の魔力が尽き、ヒールが出来ないのですわ。


「……ええ」


 喋るのもキツいですわ。歩くのが内股になっていますわね。


「どうしたっすかぁ?マジで疲れてるっしょ〜、回復いるっすかぁ?」

「お、お願い……します…わ」

「りょ〜」


 パァと光が射し、体力も魔力も全開になりましたわ。いつ見ても神官様は規格外ですわ。


「助かりましたわ」

「どうしたんすかぁ?」

「ええ、まあ、色々ありまして……」


 さすがに答え辛いですわ。


「余り無茶はしちゃ〜ダメっしょ〜」

「肝に免じておきますわ」


 免じておきたいのですが、そう言う訳にもいかないですわ。


 それにしても、今回の勇者様のモノがあんなに大きく、絶倫で、激しいとは思ってもみなかったですわ。何度意識を失って、自分にヒールをかけ続けたか……

 今後も定期的にお相手して頂かなくてはダメですわ。なので、教会にも定期的に通い続けそうですわ。







 そう言えば、姫様が1週間公務を休んだのって………原因は間違いなくコレですわね。




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