♯01 魔王が魔王城を守る理由
エロい表現しかありません。
苦手の方はご遠慮下さい。
俺の名は『希望野 ヒカル』勇者だ。
勇者召喚で召喚されたのが10年前、仲間を集い、魔物を討伐してレベルを上げ、今は魔王城の前にいる。
「魔王を倒して世界を平和にするぞ」
「うん」「ええ」「もちろんですわ」
両手で頑張るアピールをする戦士の『ハル』は、とても可愛いくて胸が大きい。
皆んなの盾役もこなす、最初の街で仲間になった女戦士だ。
大楯を背中に背負い、片手剣で敵を薙ぎ払う戦闘スタイルは、胸……コホン、盾が重たくて動きは遅いが当たれば一撃必殺の威力だ。
夜の活動は、可愛い顔してツンデレで、ツンとデレの使い分けが上手い。吸引力はピカイチだ。
余り表情の変化はないが、男なら誰もが振り返って見てしまうクールビューティーな魔法使いの『マーレン』
範囲魔法も単体魔法も使いこなす。王都魔法学園の主首席で卒業をした経歴を持つ天才だ。
王城の魔法師で働くのが嫌で俺に着いてくるようになった。当初は何も喋らず嫌われているものだと思っていたが、実は極度の恥ずかしがり屋で、他人に表情の変化を見せるのがとても嫌だと言う。
夜の合体技は、エロい顔で自ら激しく動く、そのギャップがたまらない。このメンバーの中で1番の締まりがある。
ニヘラと笑うと周りの空気を柔らかいものにする。見た目が幼く保護欲を炊き立てる。だが、最年長の僧侶の名前は『ノノン』
10年に1人の才能の持ち主と言われ、ヒールの回復量が通常の3倍と言われている。
ただ困ったことに天然で、魔物にヒールをしてしまう事があるのはご愛嬌だろう。
夜の奉仕活動は、長くゆっくりが好きなようで、賢者モードに入りそうになるとヒールで復活させられてしまうが、後半になるとそれが良く感じてしまうのが不思議だ。
ちょい緩めだが、差し引いてもプラスにしてしまうテクの持ち主だ。
「魔王!覚悟してまってろよ!」
『勇者パーティーは全滅した』
勇者パーティーは最寄りの教会で復活する。
しかし、どうやって遺体をそこまで運んでいるのか疑問に思わないか?
転移なのか?
結晶となって飛んでいくのか?
二足歩行の猫が運ぶのか?
その答えは
『ドン!』勇者パーティー(死亡中)の横に大きな棺桶が置かれた。
その棺桶の中に勇者や、他のパーティーが雑に入れられてゆく。
「うんもぉ!最悪っしょ、番犬に全滅なんてあり得ないんですけどぉ、城にも入れてないじゃないのぉ!ハーレム勇者なんか辞めちまえてぇのぉ」
魔王城に入るには、門を護る三つ首の犬を倒さなければならない。種族はケルベロス。いたる門を守る定番の番犬だ。
「ガルルル……」
「はいはい、分かったから、お座りからのお手するっしょ」
パシっと手を出す番犬。
「ヨシヨシヨシヨシ君は良い子だねぇ〜」
3メートルはありそうなケルベロスがお腹を曝け出した。お手を要求した1人の女性に撫でられている。
「これはこれは神官様」
門が開いた。ローブにマントを翻し、髭が地面に付いてしまう程長い人物が現れる。
「ちゃーす!」
ケルベロスを撫でる女性は門から出て来た者に片手で挨拶を返した。
そう、大きな棺桶を背中に担いで来たのは、この挨拶を返した『神官』だ。
身長は152センチ、肩より少し長い金髪に耳にはピヤスを付け、神官は露出を控えるが、この神官は違う。
魔改造を施した神官服を着こなし、ミニスカートにルーズソックスとコスプレ感が否めない姿。
風が吹けばパンチラはお約束、近所の子供にスカート捲りされるが笑って「だめっしょ〜」としか叱らない為、良く捲られる。
「ねえねえマオちゃん、このケロちゃん強過ぎじゃないの?」
「はい、仰る通りかと」
マオちゃんと呼ばれた者は、この城の主人、魔物の王、魔王本人だ。
「しかし、我……わたくしが思うには、勇者が弱すぎなようにも思いますが」
「やっぱそう思っちゃう?あーしもさ、そう思っちゃうの、女漁りばっかりして、ハーレムパーティー作って、あんまレベル上げして無いっていうか?」
不満に思っているのか勇者の悪口が出るや出るや……
「最初の頃はがんばってぇレベル上げをしてたっしょ、でも、勇者がモテるって分かってからわぁ、レベル上げはオマケでぇ女遊びしまくっちゃってぇ〜」
「はあ……」
出るや出るや……
「おい貴様!魔王様に馴れ馴れしいぞ!」
神官と魔王が会話(一方的に)をしていると、城から一体の魔物が現れる。
下半身は蛇、髪も蛇、種族はメデューサ。四天王の一体だ。
「お、おいやめ…」
「魔王様は、こんな小娘にヘコヘコする必要はありません!この私が石に変えて………変えて………何故変わらぬ!?」
メデューサは目を光らせ、神官を石に変えようとしていたが、効く様子が無かった。
「あっれぇ?今ぁ、あーしを石にしようとしてるっしょ?あははは、無駄っしょ、だってあーしは普段から勇者や冒険者の呪いや毒、石とかも解除してるっしょ、自分も出来て当たり前っしょ」
確かにである。
教会や出張所で常日頃から呪いや毒といったデバフを解除を行い、場合によっては復活もさせ、時には体力も魔力も全開にしてあげるのが『神官』の仕事。
「あはは、このメデュちゃん可愛いね、目がキラキラしてるっしょ」
「キ……キラキラ……」
「えいっ」
ちょっとからかうつもりでデコピンをお見舞いする。気分はカップルがイチャコラする時の『こいつめ〜』だ。
『バチゴーン!!!!』
「あっれぇぇ?やり過ぎたっしょ?」
魔王城の壁にメデューサがめり込んだ。
「神官様すみませんすみません!教育が行き届いてなくて」
「マオちゃん問題ないっしょ〜、魔物あるあるだしぃ、こういうの慣れっこだしぃ」
魔王は斜め45度で謝る。
「んじゃあ、あーし行くっしょ、次に全滅かぁ、2?3年後にはハーレム勇者辞めさすっしょ、マオちゃんは今までと同じでマイホーム守って欲しいっしょ」
「はい、喜んで魔王城を御守り致します」
「まったにぃ〜」
笑顔でズズズと棺桶を引きずり去って行く神官。その後ろ姿に魔王は恐怖した。
「魔王様、あの神官と言うのは何者なんですか?」
「おお、無事だったかメデューサよ」
「はい、指一本で飛ばされ、衝撃で死を覚悟したのですが、傷や痛みが全くなく、むしろ、飛ばされる前よりも調子が良いです」
「壁にぶつかると同時にMAX回復させたに違いないな、良いか肝に免じておけ、『神官』には逆らうな!何があっても怒らせてはならん、アレは怪物とかそんなレベルでは無い、世界の理そのものだ」
魔王は遠い眼をしていた。メデューサはその姿を見て何か悟ったようだった。
「神官から命令われている、魔王城を守れとな、それがお仕事っしょ(ハート)とな、だから我は魔王城から出てはならぬし、全力で守るのみなのだ」
メデューサは、こんな不便な魔王様を守り続けたいと思った。それが私の使命だと。
「では戻るか、外は冷えるからな」
「はい」
「ワンコも寒かったら中に入るがよい」
「ワン!」
ケルベロスの名前はワンコ、もちろん名付けたのは神官である。
こうして、今日もギャル神官は頑張るのだった。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
お読み頂き有り難う御座います。
更新は気まぐれで行います。
また読んで貰えるとギャル神官は喜びます。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
7日間は毎日投稿します。(溜置いた分)




