表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/32

『憑鬼伝』あらすじ 途中

 2012年頃からずっと構想していた作品だったが、パクって鬼滅の刃とかいう集団ストーカー漫画を流行らせやがったので、書き留めておく。



 日本の戦国時代によく似ていて、鬼など妖怪が存在する世界。

 各勢力は妖怪たちを鎮め、支配下に置き、その力を利用していた。

 鬼狩りに特化して史上最高の鬼匠と呼ばれていた主人公・角切は、最強格の鬼である氷鬼を隷属させ、全国に名を轟かせていた。

 しかし敵国の忌部雄禅の策略で、主君・伊勢頭雲に危険視されるよう内部工作を受け、暗殺されるところを相思相愛だった主君の子女である鶴姫の助けで命からがら海に逃げるが、難破してしまう。

 漂流してたどり着いた先は小さな島で、そこの漁民の少年・潤三と少女・お発に引き上げられる。

 その島はある鬼の支配下に置かれていて、人身御供を差し出すように強制されていた。

 角切は助けられた恩と、元来あった鬼への憎悪から鬼退治を請け負う。

 島の最奥の破れ屋にその鬼の住み家があり、冷厳な女の声で誰何される。

 漂流者を人柱として持ってきたのだ、と漁民に嘘を言わせて騙して中に入り、目隠しして縛られたように見せかけた角切が鬼の破れ屋に一人残る。

 鬼が近づいたところで、角切が縄を振り払い、見てみると、鬼は年端もいかない少女二人だった。

 人間の齢だと十五才と十才くらいの年齢に見えたが、鬼は長命なので実年齢は遥かに高い。

 角切は動じる風もなく、容赦なく見た目十五才の方を捕らえるが、十才の方は逃がしてしまう。

 集落に帰ると村人は大喜び。

 酒宴の席で一人だけ初老の南蛮人を発見する。

 その男は元宣教師で、和名を自戒丸と言い、この島に流れ着いて棄教したのだという。

 さぞや辛い拷問を受けたのだろうと聞くと、拷問は受けたには受けたのですがね、苦しくなる前にさっさと辞めましたよ、とからから笑いながら答えられる。

 角切は男に何か不気味なものを感じる。



 「それが……嫌になって……止めたのか……?」

 「いいえ、彼らに対しては何も感じていませんよ。あれは理性のない獣のような生き物なのです。彼らが何をしようが何とも思いませんがね。そもそも私は何かが嫌になって信仰を棄てたわけでもないのですよ。だって彼らは私にこう言って来ましたよ。お前は選ばれた側なんだってね。全ては試してただけだの、耳障りの良い言葉はいくらでも掛けられましたよ。私は思うんですがね、あのフン族はガダラの豚たちの末裔なんじゃないかな~と。イスラエル人からして、元は遊牧民じゃないですか。遊牧地民てのは凄い連中ですよ。あいつらは一度見ただけの相手の顔を、決して忘れないんだ。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ