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『マッチョになる部屋』あらすじ

 ファシスト政権に支配された近未来。

 理想的な肉体を持たない国民は逮捕され、肉体改造を強制される。

 主人公は捕まって、身体矯正施設に収容され、外部との接触を断たれた密室の独居房に入れられる。

 その部屋は収容者の行動を識別するAIカメラでモニターされ、テレビを使いたければ腕立て一回ごとに一分間、パソコンを使いたければ腹筋一回ごとに一分間、ソファなら背筋、ベッドはスクワットをすれば出てくる。

 食事は走り込みをするだけ量と質が増し、縄跳びをする分に応じて映画のBDや漫画が与えられる。

 女たちはみんな整形と豊胸手術を義務付けられ、街にはマッチョと美女だけが溢れ返っていた。

 しかし見た目の良し悪しは他人との相対性で決まるため、みんながマッチョと美女だらけになると基準が上がるだけ。

 女はみんな同じ顔になり、男は際限のない筋肉の肥大化によってもはや人とは呼べないような化け物が溢れかえる。

 政治家や官僚も筋肉によって選ばれるため、栄養をすべて肉体に吸われた能無しばかりになり、社会機能は停滞。

 世界にはとんでもない筋肉の化け物と同じ顔をした美女だらけの原始時代に戻っていった。

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