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俺と! くろの! 別作品におじゃまします。  作者: 俺とくろ時々ぼっち先生
雑文児童文「11歳少年少女漂流記~僕らの夏休み」
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俺と! くろの! 夢と現実の違いコーナー

雑文児童文「11歳少年少女漂流記」本編に飽きたらお読みください。

俺と! くろの! 他の作品にすがって生きて行こうのコーナーがはじまるよー。

さあ、今宵も懲りずに始まった俺くろよろずコーナーですが今回のテーマは夢と理想です。


なんじゃ今回のテーマは?アバウト過ぎて意味がわからんぞよ。本編とどう絡むのじゃ?


いえ、すいません。私もなんのことやら。このエッセイのテーマって本編のあらすじが決まった時に、だーっと本編の筋に関連したタイトルを書いて後から本文を考えるものですから、たまにこうゆうのがありますね。何と絡めるつもりだったのでしょう?


おっ、なら適当なことを言っても大丈夫じゃな。やーっ、今回は楽じゃのぉ。よし、では我が100年前に見た夢の話をしてやろう!


なんで100年前なんですか!昨日のでいいじゃないですか!


えー、昨日のは我の処女作がヒロインを取り替えて書籍化される悪夢だったからいやじゃ!しかもそこそこ売れて第二巻まで出たのじゃぞ。世の中、間違っておると思わぬか?


ヒロインってメリルですか?それは間違っていますね。メリルがヒロインならそこそこではなく100万部の大ヒットのはずです。ですからその夢は大間違いですよ、くろ様。


うわっ、メルメルに関することをお主に話した我が馬鹿じゃった。


でもなんで100年前なんです?


あの頃は軍拡競争まっさかりでのぉ。各国、湯水のように軍備に金をつぎ込んでおった。あっちが大きな戦艦を造ればこっちも負けずにさらに大きな艦を計画する。そんな夢の時代であった。国家の税収の半分を軍備に当てていたのじゃぞ。今では考えられまい。


うわっ、もったいねぇ。その金を福利厚生や教育、もしくはインフラ整備に使っていれば夢の国が実現出来たでしょうに。


そうじゃな。数年、もしくは十数年は実現したかもしれぬ。じゃがそこまでじゃ。備えを怠った国家は蹂躙される。そして併合、もしくは属国化じゃ。なんせ、鉄砲では戦車に太刀打ち出来ぬからな。米国の53番目の州にして貰えたなら御の字じゃ。仏国や英国、もしくは独国の植民地なんぞにされた日には搾取、搾取、搾取でぺんぺん草も生えぬようになっておったぞよ。北海道は米国が睨みを利かせたからソビエトは侵攻しなかったが危ないところじゃったはずじゃ。


あ~っ、そんなこともありましたねぇ。でも、あれって戦争をしたからですよね。宣戦布告をしないでスイスみたいに中立の立場を取っていたら被害はなかったんじゃないですか?


そうじゃな、満州や南方、朝鮮半島に駐留していた軍を引き上げ、在留邦人も本土に戻し三国同盟も破棄する。そうして嵐が過ぎるのをじっと待っているのも選択のひとつかもしれぬ。だがそうしたらしたで他国からの干渉がなくなるものではないぞよ。欧州で戦争が始まれば米国は日本に出兵を促してくるはずじゃ。それを中立を理由に跳ね除ければ米国内の日本への反感は増す。戦時統制を理由に日本への物資の輸出を禁止するやもしれん。つまり、経済制裁じゃ。その行き着く先は今隣の国で起こっている事と同じ轍を踏むであろう。


結局、武力衝突は避けられなかったんですか。なんか悲しいですね。


時代の流れじゃ。あの時はそうゆう時代じゃったのじゃ。じゃが、日本は学んだ。国力こそが自立の原動力じゃと。力無き者が正論を口にしても流れは変えられぬ。圧倒的な力のみが己を守り、流れを変えられるのじゃ。

国力、それは人である。資源はいずれ枯渇する。しかし、知識は受け継がれる。全ての人が満足する世界。それこそが夢の国であろう。


-お後がよろしいようで。-

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