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ランカー王決定戦・後編


 午前10時51分、突如として現れたアカシックレコード、その姿に驚く者も多かった。

《全世界をリセットするのは不可能だ。ならば、唯一神化計画の為にもお前達には消えてもらう》

 その声はサンプリングボイスを思わせるような口調であり、人間の喋り方とは程遠い。あるいは、アカシックレコードが意思を持ったとでもいうのか?

「そんな魔法の様な都合のよい解釈が――あってたまるか!」

 中村提督の使用しているアーマーはクラシックガジェットであり、最新型には歯が立たないだろう。それでも、彼はビームサーベル二刀流でアカシックレコードに立ち向かう。

《超有名アイドルコンテンツはオワコンであると判断した。あのコンテンツには再生させるような価値はない》

「だからと言って、『ハイ、そうですか』と切り捨てると思うか? イリーガルの様な利益至上主義者がコンテンツを動かそうとすれば、ファンとの間にずれが生じる」

《確かにイリーガルや彼と共に計画を進めた政治家が行った事――それは認められるような物ではないだろう。しかし、それでも第2、第3のイリーガルが出現しないとは否定できない》

「自分は、そこまでコンテンツ業界に悲観的な感情を持ちあわせてはいない!」

 中村提督はビームサーベルの片方をアカシックレコードの隠し腕に弾き飛ばされるが、もう一方のビームサーベルは隠し腕を切り落とした。

《我々の技術が――こんな旧式ごときに!》

 隠し腕には実体があったのか…と思われたが、実際は中村提督の持っていたビームサーベルは最新型ガジェットの技術が使用されていない。

つまり、クラシックガジェットならば倒せる可能性があると言う事だ。

「これがアカシックレコード――世界の総意であるはずがない!」

 しかし、中村提督は途中でビームサーベルを収納し、これも誰かの手のひらの上で踊らされていると考える。

『どちらにしても、超有名アイドルの様な行動パターンもなければ、フジョシ勢の様な物量もない所を考えると、愉快犯かマスコミへ情報提供する為に動いている辺りか――』

 突如としては言った無線、その声は大塚提督の物だった。

『つぶやきサイトに次ぐ2番目の規模を誇る会話アプリでスパイウェアが検出された件で、警察はヴィジュアル系バンドファンを大量に摘発したと発表したらしい』

「ヴィジュアル系バンド? これは一体?」

 大塚提督の得た情報、それに関しての中村提督の反応は尋常なものではなかった。ガレス提督の報告でもヴィジュアル系バンドファンはスルー対象だったのだが……。

「ガレス提督が超有名アイドル以外の勢力も疑い出したのは、ソロモンとして潜入していた頃よりも前、超有名アイドルの候補生時代だったらしい」

 中村提督の一言を聞き、それを把握したのは途中から駆けつけた加賀だったのである。

「もしかすると、鉄オタ問題等も今回の延長線で起こった事件――ではないでしょうか」

 加賀はファンマナーが暴走した事で引き起こされた事件、あるいはそれを啓発する為に何者かが引き起こした事件と考えていた。

「加賀か……。お前はレースの方をどうするつもりだ?」

「失格にはなっていません。ですので、この辺りで失礼します。今の事も、貴方が近くにいたので……」

 そして、加賀はレースへ復帰する。どうやら、気になる事があって立ち寄っただけらしい。

別の提督が周辺に残った残骸を回収するように指示を出そうとしたが、元々がARの映像であるアカシックレコードには無意味と言える。

結局、残骸は消滅し、回収する事は困難となった。おそらく、向こうはレースの混乱を映像として撮影し、超有名アイドルが無敵のコンテンツであるという捏造宣伝をするつもりだったのだろう。



 同刻、残すはカーブだけでゴールは目の前と言う所で動きだしたのは花江提督と小野伯爵の2人だった。

それに横槍を入れようとしているのが秋月彩、蒼空かなでの2人だ。様子見は島風、神城ユウマの2人という構図である。

「小野伯爵、あなたが提督を名乗らない理由が分かった。一連のアカシックレコード、AI事件、それに――」

「例え自分がアカシックレコードに関係があろうと、今のサバイバー運営ではコンテンツ業界の再生は望めない。違うか?」

「サバイバー運営を離脱した理由は、その通りだ。しかし、伯爵はひとつ勘違いをしている」

「勘違いだと?」

「阿賀野菜月がコンテンツ解放の為に超有名アイドル商法を憎んでいた事は、ネット上の誰もが知っているだろう。しかし、それが別の理由で憎んだのだとしたら?」

「別の理由? それは阿賀野が別のコンテンツファンで、超有名アイドルがそれを荒らしていった――」

「そのような単純な理由であれば、愉快犯やフジョシ勢、夢小説勢と同じ。阿賀野が危険人物とネット上で言及されていたのは、それだけじゃない」

「未来予知の事か?」

「その通りだ。彼女の未来予知は一種の予言ではない。本来であれば、虚構ネタを扱った大手サイトと同じような【嘘を嘘だと見破れない】人間には扱えない物だった」

 花江提督と小野伯爵、お互いのガジェットはフィールド内で攻防戦を続ける。

しかも、本来であれば使用不可なARウェポンも使用しての物であり、ペナルティは免れない。

その一方で、観客の方はどの辺りが反則のガジェットなのか線引きが出来ていない。

その為、運営もあえて見逃しているという状態……それが、今の現状である。

『そして、それはいつしか現実にも起きてしまった。それがAI事件であり、それ以前の男性アイドルグループ絡みの事件も該当する』

「あの事件が阿賀野のアカシックレコードから生まれたと言うのか――」

『正確には、彼女が書いたアカシックレコードをなぞるようにして一部の信者が動き出したと言うべきか。いわゆる、有名税とも言える』

「信者? 超有名アイドルファンとは違うのか?」

『あれはブラックファンと言う仕分け方がされている。それよりもたちが悪い狂信者が一連の事件を起こした――と言えば早いだろうか』

「オープンチャンネル? 貴様は何を考えている――」

 小野伯爵は花江提督が途中で会話の内容をオープン回線に変更し、周囲にも流れるようにしていた事に気付いた。何故、このような事を彼が行っているのか。

『蒼空かなで、君にも一言だけ忠告をしておく。超有名アイドルに支配されているディストピアと言う思い込みが――他のブラックファンや狂信者と同じ道へと歩ませる。前回のランカー王と同じように』

 そして、花江提督はオープン回線を解除し、フルブーストでゴールまで急ぐ。

このスピードでは、蒼空のガジェットでは追いつけない。



 午前10時52分、蒼空は周囲に配置されたダミーターゲットに意味があるのか考えていた。

そして、装備しているハンドガンでダミーターゲットを撃ちぬくと、スコアが入った時に鳴るサウンドが――。

これに関しては1周目、2周目でも数個を撃破していたのだが、その時は何も印象に残っていなかった。単純に、破壊すると失格になるオブジェクトとは違う……と言う認識だけだ。

「高度なアクションだけがパルクール・サバイバーの極意ではない……そう言う事か!」

 そして、何かに気付き、次々と姿を見せるダミーターゲットに向けて両肩のホーミングレーザーも駆使、ターゲットに対して攻撃を命中させていく。

これによって、蒼空のスコアが増えていくのだが、その行動を花江提督と小野伯爵は気づいていない。それ以外の下位プレイヤーは気づいているようだが、後の祭りである。

『これは凄い事になっています。秋月選手と神城選手がビルジャンプを披露しているかと思えば、蒼空選手は隠しターゲットを撃破していきます!』

 実況の太田さんも思わず実況してしまう。

それを聞いて花江提督はコースを逆走しようと考えたが、逆走に関してはレースによってペナルティがリタイヤの次に大きい。

それを踏まえ、ゴールへと進むしか方法はなかった。



 午前10時53分、花江提督が草加駅前のゴールへ辿り着き、僅差で小野伯爵を下してレース部門の1位となったのである。しかし、スコアに関しては全選手がゴールしてからだ。

『レース部門の首位は花江提督、2位には小野伯爵、3位は数秒の差で蒼空かなでと神城ユウマが同着となりました』

 他の選手も次々とゴールする中で、花江提督は取り返しのつかない事をしたと考えていた。

「後は後続の結果、それにペナルティ待ちになるのか」

 花江提督は落ち着こうと考えているが、それでも腕の震えは止まらなかった。



 午前10時55分、全選手が完走したのだが、ガジェットの状態としては蒼空と島風が中破、ヴェールヌイは大破同然とも言える展開だった。

「他の選手は奇跡的に助かったと言うべきなのか――」

 中破状態でゴールをした島風がつぶやく。

「レース以外でのダメージが加算されていたとはいえ、この結果か」

 一方で、レース以外でのダメージが深刻だったのはガジェットが大破状態でゴールしたヴェールヌイである。

その後、彼女のガジェットはアンテナショップで修理される事になった。



 午前11時、レースのスコア集計が発表され、そこで蒼空がスコア部門周囲である事が発表された。特に大きなマイナスを受けた選手はいないが、細かいマイナスが響いたのは阿賀野菜月だろうか。

『5月期のランカー王は、蒼空かなで選手です!』

 遠藤提督のアナウンスを聞き、見事にランカー王になった蒼空。しかし、数秒程は自分がランカー王になったという自覚がなく、動きが止まっているような表情をしていた。

「自分が、ランカー王――」

 そして、インタビューで蒼空は『ランカー王としての自覚が、今は感じられない』と言う趣旨の発言をして、周囲も驚いていたのだが、それがニュースで報道される事はなかったのである。



 午前11時30分、その時間のニュースではヴィジュアル系バンドの夢小説勢が大量摘発されるというニュースが流れ、その次のニュースでは―。

『AI事件の首謀者が逮捕されました』

 まさかのニュースが2番目に報道された事で、ランカー王の話題はテレビで報道される事がなかった。

ニュースが報道されるべきではなかったのか……と言われると、実際には別の理由があったのだと言う。

『AI事件の首謀者、それは当時の総理大臣で○○党に所属していた――』

 首謀者の正体はネット上でも言われていた総理大臣説が正解だった。このニュースには意図的な真相隠しもあるのではないか、という声もあった。

その後、秋元が超有名アイドルコンテンツを憲法で保護しようと言う動きも明らかになり、秋元に対しては批判の声が相次いだ。

それに加え、超有名アイドルとテレビ番組を抱き合わせ販売の様な形式のパッケージコンテンツ……ある意味でも禁じ手と言われる事にまで手を出そうと考えていた。

その考えは超有名アイドルを物としか思っておらず、賢者の石、唯一神と言うようなファンタジー的な存在にしようという事があったのかもしれない。

数多くの不祥事やスキャンダル記事、超有名アイドル規制法案の成立は秋元にとっても自滅と言う末路と言える。

しかし、今までのネット炎上で潰してきたコンテンツの数を考えると、それでも足りないという声は存在していた。

AI事件で潰されたアイドルグループも、復帰を願うファンの声はあっても同じような事件を懸念し、事務所が復活を認めていないのが現状だ。

あるテーマパークでは、超有名アイドルのアトラクションをオープンする為に別の施設がクローズする事が発表され、それがネット上で大騒動になるほど。

【AI事件も結局はアカシックレコードと同じような結果になったのか】

【まるで、パルクール・サバイバー運営の訴えようとしていた事を政府が拡散させないようにしているような気配も艦いられる】

【そこまでして国際スポーツの祭典を開催中止にする事を避けたいのか?】

【ネットワークの通信エラー、マッチングサーバーの混雑も超有名アイドルと手を組んだ炎上サイトがニュースにするという流れになり、こうした形がコンテンツを潰して行った】

【最終的には超有名アイドルという儲かるコンテンツ以外は日本で存在してはいけない……そんな強行法律を生み出す一歩手前まで、日本は超有名アイドルに依存していた】

 さまざまなつぶやきが拡散していく中、国際スポーツの祭典に関して言及するつぶやきもあった。



 それから数日後、サバイバーの提督やランカー勢の後押しもあって、さまざまな炎上騒ぎも鎮火された。超有名アイドルを騙るブラックファンが広めた物もあり、それらもテレビで報道される事もあったが。

【それでもパルクール・サバイバーが正常に動くかと言うと】

【今までの事は何だったのか?】

【これがアカシックレコードの真実なのか?】

 様々な意見がネット上にある中、パルクール・サバイバーは炎上騒ぎさえも利用し、最終的には超有名アイドル勢の不正とも言える行動を表面化させる事には成功した。

「しかし、このような広まり方をして、逆にパルクールが風評被害を受けるのは避けられない」

 ネット上のつぶやきを見た神城ユウマは、自分が本来向かう予定だったパルクールの風評被害を懸念していた。

「他にも未解決の案件もある中、こうして平和な世界を満喫してもよいのか―」

 秋葉原のゲーセンに姿を見せた上条静菜も同じ考えだった。未解決案件が存在する中、自分はゲーセンへ行っても大丈夫なのか、と。

「結局、外部要因がサバイバーの歩むべき道を変えていったのだろう。しかし、それでも覆せなかった物がある」

 西新井のショッピングモールでアンテナショップを遠目から見ていた小野伯爵、彼はペンデュラムと言う第3のアカシックレコードを使用し、ありとあらゆる世界へ干渉しようとしたが、それも結局は不発に終わった。



 6月1日、6月期スコア集計がスタートしたパルクール・サバイバー。

運営の方も新ルールの追加、新ガジェット実装、草加エリアを初めとした新エリアの新設、ライセンス取得の短縮化等の対応が発表された。

大幅な新システム実装は、まるでFPSやオンラインゲームの大幅なシステム追加等を思わせる。

それを踏まえると、パルクール・サバイバーは国際スポーツの祭典には向かないのでは…と言う部分もあるのだろう。

『パルクール・サバイバーがどのようなコンテンツになるのかは、皆様の応援にかかっていると言ってもよいでしょう』

 総責任者には引き続きガレス提督が留任。サポートとして花江提督、佐倉提督の姿もある。

『サバイバーは、まだスタートラインに付いたばかりです。これからの展開に関しては、ファンの皆様次第……と言えるかもしれません』

 サバイバーランカーはこれから始まるイベントに向けて、それぞれが進もうと考えている。全ては、ここからだ。



 それから数週間後、超有名アイドル規制法案は棄却、審議のやり直しを指示された。

これには秋元の息がかかった議員が反対した事で却下された……という動きがささやかれている。しかし、情報の出所がネット炎上サイトだった為、デマと言う事でスルーされた。

棄却に関しては事実である事がニュースの方どうでも知られる事になった。その真相に関しては、未だに謎のままだ。

「結局、超有名アイドルはブラックファンというコンテンツ産業にとって害悪な存在として……歴史に残るのか」

 一連のニュースを見てため息を漏らすのは阿賀野だった。AI事件、それ以外の案件を含め、超有名アイドルとブラックファンによっておこされた業務妨害事件は数知れない。

こうしたニュースやネット上のデマに流される者がいる限り、超有名アイドルのコンテンツ独占という野望は続くのかもしれない。



 7月上旬、超有名アイドル規制法案は廃案となったが、それでもネットでは超有名アイドルを規制するべきと言う声が大きい。

それほどに超有名アイドルがコンテンツ業界や他の産業に与えたダメージは想像を絶していた。

しかし、この状態を悲観し続けていても状況が変化する事はない。

「超有名アイドルが残した傷跡、それを復興していく事もパルクールランカーが行うべき宿命なのかもしれない」

 あるエリアのレース場、そこでは蒼空かなでが新たなレースの為に新型ガジェットの調整を行っている。

「パルクール・サバイバーだけではなく、ARゲームと言う想像を絶するコンテンツに関係した人物……彼らは、多かれ少なかれ、コンテンツ産業の惨状を知った」

 蒼空の目の前に現れた人物、それはスポーツドリンクのペットボトルを2本持った阿賀野菜月だった。

「アカシックレコードと言う名の一次創作……それをプレイするだけの存在になるな。それが、AI事件の真実と言われている」

 ペットボトルの1本を阿賀野は蒼空へ手渡しする。その後、彼女は何かを話そうとしたが、あえて話すのを止めた。

「ARゲームは実況等を含めた部分で規制緩和が行われています。既に自分達だけで独占しようと言う気配は――」

 蒼空の言う事も一理ある。実況プレイや二次創作等の部分が緩和され、プレイヤー人口は300万人になろうとしていた。

パルクール・サバイバーは運営提督だけの手で扱えるものではなくなり、プレイヤーたちと共同で運営していくというスタイルに変化し、それは大きなニュースにもなった。



 7月10日、草加市某所のゲーセン、そこには大塚提督と遠藤提督がサバイバーとは違うゲームのロケテストに足を運んでいた。

そのジャンルは、意外にも音楽ゲームである。サバイバーとはジャンルが違う作品のロケテに足を運ぶ理由、それはアカシックレコードが理由の一つでもある。

「結局、あのゲーセンではアカシックレコードはなかった」

 遠藤提督が話を切り出すが、それに大塚提督が答える気配はない。

「あのゲーム自体はアカシックレコードとは呼べるものではなかった。ゲームの話をなぞるだけでは……ただの常軌を逸した犯罪とネット上で叩かれる」

「自分達はアカシックレコードと言う単語に踊らされていただけ……かもしれない」

 この他にも遠藤提督は色々とつぶやいていた。アカシックレコード、超有名アイドル、コンテンツ産業……。

「こういう事を言うべきではないが、ARゲームの技術は一種の魔法だったのかもしれない。そうは思わないか?」

 大塚提督の一言、それは今でも信じられないようなARゲームの技術、それが魔法と同じなのではないか……と言う事だった。

「ここは近未来の日本……ファンタジーの世界ではない。分かってる?」

 遠藤提督の言う事も一理あるが、アカシックレコードもARゲームも実際の日本にあるものかと言うと、説得力に欠ける。

「魔法的な何かに踊らされていた。ARガジェットの暴走も、AI事件も……全てはコンテンツ産業の脆弱性を世界へ公表する為と言えば、納得がいく」

 大塚提督は最初に遭遇したARガジェットの暴走は、コンテンツ産業の脆弱性を公表する為に仕掛けられ、それによって一連の騒動が起きた……と結論を出した。

「全ては、これからの様ね。パルクール・サバイバーがどれだけのコンテンツへレベルアップできるかは……」

 遠藤提督は決意を固めていた。

パルクール・サバイバーと言うコンテンツをどのようにして広められるか……それは自分達の運営にかかっている、と。



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