澪視点 福袋デスマッチ-8
福袋デスマッチ内でアンシュの事をアンシュルテと書いていた部分を修正しました。
動画にされれば確実に一時停止を連打されそうな状態になったアンシュをよそに二番目の†ルシア†が青色の福袋を選択していた。……ただ、何が出てくるのかが不明な為身構えながら最初の〔食品〕福袋を開け始めた。………その瞬間に†ルシア†の頭上から盥が大量に降ってきたのだった………。
「………取り敢えず食品はまだ飴だけが残る分気は楽になるな……。もしここで飴だけの物を選ばれたとしたら確実に鞭が来る……そうなれば文娘の方もよりSっぽくなるからな……多分その内蝶型の仮面やボンデージ着る様になるだろうよ……。」
ティアやラグナの様な性格のNPC系サポートキャラはいて損する事は無いが下手に育てると障害にしかならない様な気がする。下手すると健全なプレイをしない変態と見られてしまう可能性も出てきているし、本気で飴と鞭だけしかないという流れになるのはやめてくれ!と私は祈り続けた。
「……福袋の中身はお刺身セットかぁ………。これなら充分に食べられるわね……。でも盥は入らなかった………うん、それだけは言える。でも次の福袋を開けたくないのよね……。」
「ちなみにアンシュさんへの最低限の配慮として5分以内に開けなかった場合罰ゲームの内容が変更されます。」
罰ゲームの後に袋の中身を確認した†ルシア†は商品を現実世界で受け取る為に住所を入力する。その後、〔玩具〕の福袋を開けていた。ただ、その中に入っていたのはなんとも言えない昔のゲームだった。多分今のパソコンでもプレイできるだろうが違う意味での伝説と呼ばれているゲーム……その名も〖鬱臥★メモリアル〗だった。ただ、罰ゲームがいつまで経っても始まらない。
「…………もしかして、飴だけの福袋を引いたのかな?」
「だとすると私達は〔玩具〕の時に罰ゲームを受けるのが確実なんだが……」
そう呟きながら†ルシア†の様子を見ていると彼女が発送を承諾した次の瞬間………「お買い上げありがとうございました。」の文字が彼女を轢いていった。それはもうリニアモーターカー並の速さで轢いていった。
「……ちなみにこの罰ゲームは「プレイせずに売りに出そう」と一瞬でも考えた時点で起こる様になっていたらしいです。………いや、私も二次災害的に被害受けたんですけど………。」
「……そ、それは初めに知らせておくべき事何じゃあ……ゴフッ。」
ただその後、4分54秒後に†ルシア†は復活して〔服〕の福袋を開けたのでギリギリではあるが罰ゲームの変更は避けられたのだった。ちなみにこのペナルティの内容で変更される罰ゲームは全ての飴となるアイテムをボッシュートか、ここから出る罰ゲームを全て受けるかのどちらかだったらしい。……いや、私には殆ど意味の無い罰ゲームの様な気が……と思いながら†ルシア†の行く末を確認するのだった。




