暗雨視点 アニメの話と解説と-2
〖夏緒工業高校弁当箱部〗
あらすじ:最初は料理研究部部長の真壁と山岳部の波多野、漫画研究部の太田という廃部寸前の部長連合の雑談から始まった。「好きな弁当のおかずは?」から始まった雑談は後に「弁当のコスパ」や「変な形の弁当箱」にまで発展し、最終的に「この弁当箱に詰めるのは?」という争いへと変化していく。そして帰宅部である松田と飯岡もその話に加わった事、進級と同時に廃部連合の部活が本当に廃部になってしまった事から彼等は5人で新たな部活、弁当箱部を設立したのだった……。
解説:基本的には元帰宅部の松田や漫画研究部の太田が弁当箱を見つけて残りのメンバーで弁当を作り合う。ただ、夜に作成して朝に食べるという事が多く、朝練をする事は少ない他、ポケットマネー確保の為に毎日やる事は少ない。最初は顧問である世界史教師の骨丸は登場しない予定だったが真壁が親戚から贈られてきた蟹の身を使った弁当を夜中にコッソリと食べる等の暴挙を行う事もあり、その話の最後に弁当の試食役として骨丸も追加されている。
基本的に冷凍食品は使用不可としているルールがある事もあり弁当箱の色や形に対応しなければならない事、買い物してから学校に戻るためにお目当ての物を手に入れられなかった場合の妥協案についても考えなければならない。ちなみに買い物シーンの中で度々何やってんだというシーンも登場している。(筆頭はサッカー部マネージャーと荷物持ちとして来ている部員で登場する度何かと進展している様子が見られる。最後に登場したときは顔を腫らしていたので読者の間では親に結婚の報告でもしに行ったのでは?という憶測がされている。)
作者が元々管理栄養士を目指していた事も関係して栄養バランスはかなり良くなっているが、よくあるアニメキャラのプリントされた弁当箱に対してのキャラ弁対決の際には大学の同級生に協力を要請した程苦労したとコメントしている。だが、キャラ弁対決を描いている訳では無いためキャラ弁回はかなり少ない。後日その友人達の強力により外伝として〖バランスに偏ったキャラ弁店〗が連載される様になる。
「……この漫画ってネタ切れとか無いのか?」
「無いからここまで続いているんだよね……。」
まぁ、料理は無限のレパートリーがある他、弁当という要素が加わっているため組み合わせは無限となっている様な気がする。ただ、この漫画は時期がループしている為に色々と矛盾する所も出てきているが仕方ないのだろうと思いながら私は他の作品の解説について読むのだった。




