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暗雨視点  キャラメイク-5

プレイ開始になってからでないと自分のアバターは見れないため、私はスキルの選択の方に集中する事にした。


VRO内のスキルという物は、何回か使っている内にレベルアップしてより強力になったり種類が増えたりする物だ。種族によっては通常のスキルの中にも種族オリジナルの技や魔法が手に入ったりする。


しかし、レベルアップするのはメインスキルという枠に納めた五つと、固定スキルのみだ。残りは使えるが、レベルアップしないサブスキルというカテゴリに入る。


人間はレベルアップ毎にメインスキル枠が増えるというメリットはあるけれど、基本的にはメインスキルは五個となる。まぁ、サブスキルはいくつも持てるんだけど。


私の種族は銀九尾とヴァンパイアのハーフであるので、固定スキルに書かれていたのは『妖術』と『吸血』だった。『妖術』は銀九尾から、『吸血』はヴァンパイアからだ。


『妖術』は狐系種族が主に持つ固定スキルである。狐系には金や銀、炎に雪という物があり、九尾は狐の上のレア種族だ。


『妖術』は人を化かしたり、妖力を使って式神やら鬼火やらを使うこともできる。しかし、九尾では戦闘に少し不便な九本の狐の尻尾があり、狐によくある化ける事ができない。


その代わり占いなどの力はかなり強い。私は『妖術』の項目を見て、『妖術』内で使えるスキルを見てみると………以下の通りだった。


『妖術』………『幻想術』『鬼火・極小』


『幻想術』……使用MP 0 クールタイム 3m 一定範囲のモンスターに幻覚を見させて攻撃の意志を削がせる。『妖術』スキルのレベルが上がる度に効く時間が長くなる。


『鬼火・極小』…使用MP 3 クールタイム 5s 小さい火の玉を半径5メートル内に発生させる。『妖術』のレベルが上がると一度に出せる数が増える。現在最大数 3 



『幻想術』はかなり良いものだが、クールタイムが少し長い。しかし、MPがゼロというのには心が惹かれる物がある。また、『鬼火・極小』も中々良さそうなスキルだ。


『妖術』はこの二つのスキルを使うことでレベルアップするらしい。そして、『妖術』内でのスキルが増えていく………これは『刀術』などの技と同じ感じなのだ。


次に『吸血』だが、これも中々だった。いや、まぁ便利ですけど…………ちょっと人前では使いにくいかもしれないスキルだった。


『吸血』………モンスターなどの血を吸うことで攻撃できる。MPが回復する他、低い確率でSPステータスポイントSPPスキルパワーポイントを入手する。また、一定確率でモンスターをテイムできる。レベルが上がる毎に確率が上がる。


ヴァンパイアだと他に日光を浴びて弱体化してしまう特性もあるのかと思ったら、どうやら銀九尾とハーフになった事で、弱体化は無くなったらしい。


というか、説明には魔族系の種族とハーフにならない限り弱体化は抜けるらしい。………ご都合主義っぽいがこれでプレイ時間が拘束されることもないのだろう、と思う私なのであった。



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