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望視点  InD・ゴブリンの地図・ボーナスステージ-3

『ボーナスステージのクリア特典として、それぞれに『煌びやかな宝箱(大)』を贈呈します。以上でボーナスステージの景品は全てとなります。InDから脱出しますか?』


『煌びやかな宝箱』はくじみたいなアイテムであり、ランダムでアイテムが入っている。しかし、『魔書』と同じように箱を開けていない状態で売ろうとすれば一律500ロムとなる。まぁ、冒険者ギルドで開けて貰えるために中身が自分の物に出来ることも多いのだ。


「これは貰うだけ貰っておいて、冒険者ギルドに戻ってクエスト達成の報告に生きましょうか…………」

「あぁ、クエスト受け取ったんやな………。まぁ、着いていくけども。どっちにせよ『煌びやかな宝箱』は鑑定して貰わへんとあかんし。」


これ以上はボーナスが無いため、ここにいる意味も無いためにInDから出ることになったのだった。InDから外に出ると私達は急いで冒険者ギルドに向かうため、早足で進んでいた。


「……………にしても、フィールドが段々とギュウギュウになっていくわね…………。InDがなきゃPAばかりすると思えてくるような………」

「多分東と北はさらにギュウギュウ詰めね。第二の町へ行くためのクエストがまだ解禁されていないらしいから………。」

「あー、βテストでは第二の町へ行くには北の奥へ進んでボス倒せば良かったんが正式版ではクエストがなぁ………。ボス選べるのは魅力やけど。」


VRMMOでもっとも面倒なのは狩り場が無くなってしまう程、人が溢れかえる事だ。一見広いフィールドにも、モンスターがポップするポイントは大体決まっている。そこがβテスターやサービス開始直後から遊んでいる人間達で囲まれている。


一応大体のポイントとなっている場所以外からもモンスターはポップするので、VRMMO初心者でも狩るには狩れている。もっとも、獲物を取られたなどの理由で勃発する口喧嘩も少なくはない。


βテストではクラン『アンチDP』が一日目で一気に第三の街へ行ってしまったのだが、第一の街や第二の街もしっかりと探索してもらいたいという事を考えた運営は、最低でも現実時間で一日たたなければ解放しないという方針らしい。


まぁ、リグルには他の街には無い利点もあるため、リグルに残る人もいるだろう。許可を得るためのクエストはあるし、一回一回使うごとにロムはかかる物だけれども、一応転移陣というアイテムもあるので、拠点を始まりの街にしても問題は無いし。


そう思いながら歩いている内に、私達は冒険者ギルドに到着した。クエストに関しては長くなりそうなため、私達はクエストのカウンターでは無く、宝箱の鑑定所に向かった。クエストの方は長くなりそうだったから、早く終わる方を選ぶのは当然なのだから。

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