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暗雨視点 転生魔王派遣会社取締役社長-7

ハルゲンの使った魔法は大地は揺れて次々と岩が飛んできて、奥からは津波という高い波と荒っぽい低い波が大量に出てきて、空からは限りなく透明に近い風の刃が現れる。そしてその三つが交わり、なんとも言えないような程混沌としたアーツとなったのだけど、呆気なく吸収されたなぁと改めて思いながら私はこの武器のステータスを見るのだった。


『三源転生精霊魔王のハリセン』

・製作者 ティア

・属性 地 水 風

・At + 2400

・クリティカル確率+80% 火属性被ダメージ-40% 聴覚強化

滑舌強化 連打不可 反射機能強化 水中内At・Md強化 陸上St強化 空中『隠密』強化 

・Aアーツ 『アスト・爆裂打』『リグーネ・海槌打』『フォル・地連打』『マルシェン・空飛打』『未覚醒×56』

・ハルゲンが暇つぶしに作っていたハリセンにハルゲンが最大級の魔法を放った事で最高級のハリセンとなった。しかし、ハリセンにこれまた暇つぶしに黒色のゴシック体で書かれていた『てやんでぃ!!このハリセンが目に入らぬか!!』という文字が白と茶、青を混ぜた明朝体に変更されている。しかしそのハリセンは海で使えば海を割る勢いの突っ込みを見せ、陸で使えば突っ込み相手を地に埋め、空中で使えばボケの一人芝居が生きていると勘違いされる力を発揮する。本編ではスパルタ系の魔王を目指す人間に選別として強化前の物が渡されることが多い。


…………………かなり複雑な能力構成だなぁ…………と思いながら私はハルゲンお礼を言った後に拠点に帰ることにした。それを伝えるとハルゲンは自分の最大の魔法が軽々とハリセンに吸収されたのを見て落ち込んでいたのだけどね…………。


『……………いや、私は最強とか言われてましたけど、そんな人間VROのコラボでは続々出てくるからなぁ…………。もう良いや、アクトをしばきにいこう。そうしよう。そしてあの魔法にリベンジするために力を手に入れるんだ………。』


そんなハルゲンの言葉を聞きながら私は、ハルゲンの肩をそっと叩いて慰めるのだった。そこから話を聞いたことなのだけど、ハルゲンが使ったアーツの名前は彼女の輩出した中で活躍した転生魔王の名前となっているらしい。


『それじゃあ、私は『メルヴィス』にいるから、リベンジを受けたくなったらまたおいでね。………………今度は最初からフルパワーでやらせてもらうよ~。』

「期待してる。『ミラー・ファイバオン』よりも圧倒的に強かったしね。強くなったあなたとPVPが出来ることを楽しみにしてるよ。」


そう言って私は拠点に戻るのだった。もちろん、『ワープドア』を利用しました。もしワープドアを持っていなかったらシロピクを気絶させて安全な場所に移動させてからやろうと思っていただろうけれどね……………。よく見たら、安全圏だと思っていた場所、全部崩れていたので、シロピクを先に帰したのは正解だったと思う私なのであった。

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