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望視点  リグル国立図書館-5

私が選んだのはこの三つのクエストだった。ランクはHだから大した量では無いけれど、収穫がどれだけあるのかが未知数なので、ジャンルはバラバラだ。


クエスト『魔書漫画・オカルトの解読』

達成条件  魔書漫画・オカルトの理解レベルMAX

報酬  3000ロム  3QP

条件  ギルドランク  H以上



クエスト『魔書漫画・恋愛の解読』

達成条件  魔書漫画・恋愛の理解レベルMAX

報酬  3000ロム  3QP

条件  ギルドランク  H以上



クエスト『魔書漫画・コメディーの解読』

達成条件  魔書漫画・コメディーの理解レベルMAX

報酬  3000ロム  3QP

条件  ギルドランク  H以上



私はあまり活字に強くない。事務の仕事レベルならばどうにかなるけれど、静みたいに四桁ページの文字列を何度も読むというのは辛い。なので、比較的楽な漫画から始めることにしたのだ。


できれば漫画から何か手に入らないかなぁ………と思いながら、私は現在修得している『文字列魔法』を確認する。そこには最初から覚えていた物が二つと、図書館までの道中に静に見せてもらった『狼の本』から手に入った一つの文字列が保存されていた。


自分で書いた『魔字列魔法』の方はお気に入りを五つまで登録できるというだけで、基本的には魔書などから見て覚えて登録した物を使うという事が有効らしい。


私が現在お気に入りにストックしているのは一個だけだ。チュートリアル中に中二病をややこじらせながら書いてみると、かなり強力なのだけど、使い勝手は悪い。ここぞ!!という時にしか使えないのが欠点なのだ。


その魔法はとっておきの中でもとっておきだけど、最低必要MP=MP全部となる。時間制限はMa依存である身体強化術………………登録名は簡素な表示名のだけど、私はこれを『オーバーロード』と呼ぶことにしている。でもこれ背水の陣なのよね…………名前の通り。


『文字列 背水の陣・MP→At』………MPを空にして使用したMPの数値×3分の数値をAtに加える。この効果の継続時間は使用者のMaに依存する。この効果時間がきれた後はMPの使用が不可能になり、全ステータスが10分の1にまで低下する。


これを使って倒せなかった場合にはかなりのリスクがあるけれど、これはまだマシになった方だ。これと似たような物の中にはHPが徐々に減っていったりする効果やらがあって改良し続けるのにかなり時間掛かった気がする。


元々用意されている物はクールタイムご無いことを考えると、下手に作った自作文字列よりは本当に使えると思う。今覚えているのはこんな感じだ。最低MPは『魔を極めし者』の適用内で表示しておくけど。


『文字列・斬』………最低MP・3  

冒険の前から記憶のあった文字列。無属性のカッターを作りだし、撃ちだして攻撃する。


『文字列・爆』………最低MP・15  

冒険の前から記憶のあった文字列。無属性のボール型ボムを精製する。ボムは何かにぶつかると爆発する。


『文字列・ベビーウルフ』………最低MP50  

『狼の本』から手に入った文字列。ベビーウルフを作りだし、テイムモンスター扱いで攻撃させる。ベビーウルフのHPは使用MP値-30。同時に二体以上のベビーウルフを呼び出すことは出来ない。



………………これを試している間に『魔字列魔法』のレベルは5まで上がった。チュートリアルロードの前で身体強化…………『文字列 背水の陣・MP→At』を作る実験てしか上がる要素は無かったので、かなり早く上がったなぁと思いながら、『魔書理解』を使ってクエストをする事にしたのだった。

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