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暗雨視点 アカイワクエスト-6

………………期待していたピンチなどは訪れずに人形の一体目は倒れてしまった。…………まぁ、悪かったとは思うよ?『スティールスラッシュ』の後に『スティールバック』、さらに『バックアップ』という、後ろ手で刺したナイフを抜きながら相手の正面に回り込みながらの頭部に『スティールバック』で使わなかった手で切りつける。そして流れに沿って『スラッシュダンス』を加える………。


『デッサン人形』に『出血』のバッドステータスは無いが、『バックアップ』のクリティカル率アップという相手にとってのバッドステータスを加えた後の『スラッシュダンス』を発動させるための連打が効いて倒れたのだ。


クエストの名前の鏡というキーワードから。人形達は私と同じ武器で、私の力をトレースしてそうだと思っていたが、本当に力だけだった………。簡単に言えば、レベル20の私のステータスとメインスキルに設定していた『逆手ナイフ術』、『投擲』、『隠密』、『錬金術』に『合成術』を組み込んだデッサン人形であったのだから。そのため牙も爪も無く、『吸血』を使うこともできないのだった。


……………『白銀流血闘術』はサブスキルに留めているからコピーされなかったんだよなぁ………いや、コピーされてもこのデッサン人形に組み込まれているAIが私の脳波を元にした物ではなく普通のAIであるなら、そこまで苦戦する事も無いんだよなぁ………と思ってしまうのだった。


「………………これが、『魔鏡の間の死闘(4/5)』?正直言って『アカゾンビ』の討伐の方が苦戦したような…………。まぁ、このデッサン人形はレベル20で5体しかいない、『アカゾンビ』はこの4倍ぐらいのレベルで30体もいたんだから当たり前か…………。」


そう呟きながら私はデッサン人形のステータスを改めて確認する。すると、このデッサン人形は『デッサンドール・ファイバオン』というファイバオンの眷族であり、鏡を壊すことで本来のステータスであるレベル1のなにも出来ない『デッサンドール』に戻るらしい。……しかし、鏡を割らなくても倒せる私はそれを無視して残りの『デッサンドール・ファイバオン』を倒していくのだった。


……………ちなみに、『スティールスラッシュ』で手に入れたのは『不燃木材』であり、使いどころが分かりづらいなぁ…………。しかし、破格な報酬では無いなとホッとしながら『デッサンドール・ファイバオン』を倒すのだった。


……………………ちなみに、わざと鏡を狙おうと見せかけた所、『デッサンドール・ファイバオン』は鏡を守ろうと立ちふさがった為、難易度は変わらないんだなぁ………と思うのだった。………だって、この空間はソロ限定だしね。

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