雪奈視点 逃亡中 ミッション1 -4
〈地下駐車場に降りたラグナ………。そして、その近くに『黒服箱』…………。解除できるだろうか?〉
「…………『黒服箱』………解除完了。…………?このアイテムは………『網鉄砲』?…………運が……良いのかな………?」
〈無事、解除できたようだ…………。これで、残る『黒服箱』は一個となった。放出になるか、解除して黒服を増やさないように出来るだろうか!?〉
ただ、ラグナか段々と強化されてるなぁ………と思う。黒服の機能停止のアイテムを二つ持っているのだ。普通に考えれば逃げきれる可能性は高い。まぁ、『網鉄砲』を外してしまったり、背後からタッチされると確保される事に代わりは無いため、卑怯とは言い切れないけどね………。
〈一方、腰を抜かしてしまった三好はようやく復帰できたようだ………そして、『黒服箱』の中に入っていたアイテムを入手した…………。〉
「なんだろう………?180:00と書かれたカードキーみたいだけど…………閉鎖されてる空間なんて無かったよね………?まぁ、捨てないで持っておくけど………。」
〈しかし、そんな三好の近くに黒服…………。しかし、三好の存在には気付いていないようだ……………。〉
「賞金をゲットしたら、両親に旅行をプレゼントしたいですね…………。世界一周旅行とまではいかなくても、日本の観光地を回るくらいなら出来そうですし……って、え?黒服!?やだ~、ミッションクリアしたばかりなのに…………。」
〔三好 確保 残り30人〕
〔残り時間 224:53〕
「確保情報!!三好さん確保!!残り30人!!まだ30分もたってないぞ…………。確保ペース速すぎるだろ………。」
「このままだと全部のミッションを完了する前に全員確保になりそうだよ…………。本家でも一回残り時間半分以上残った状態で全員確保されて、急遽復活ゲームを行った事があるから………。」
「いや、それはミッション失敗で黒服100体放出された後でしょ?今はまだ3体ですよ!!それなのにこのペースって………まぁ、ブリリアント伯爵は捕まってもおかしくありませんでしたけど…………。」
〈例え捕まるペースが早くても、黒服が勝手に減るという事が起こるほど世の中は甘くない…………。〉
そう思っていると最後の『黒服箱』に近づく人影がいた。彼は信長 光秀だ。彼は『黒服箱』を見つけるとすぐに後ろに回り、『黒服箱』を解除した。
「……………あった……『黒服箱』。これを解除すれば……………よっしゃ!!これでミッション参加したぜ!!って、メールか?え~っと……」
「三好、パパラチパンダ、岡本、ラグナ、信長 光秀の活躍により黒服の放出が2体に抑えられた。」
「そして、ミッション1が終了した事で『自首電話』が各館2階のどこかに設置された。通りで地図に書かれてないわけだ……。」
「そして、エリアのどこかに合計10個の宝箱が出現した…………。これは、サブミッションになるのかな?いや、サブイベント?まぁ、宝箱を開けて損する事は無いだろうし、探そっか。」
〈サブイベント 宝箱からアイテムを入手せよ!!〉
〔残り時間 222:04〕




