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雪奈視点 逃亡中 開幕-3

残ったメンバーが迷っている中、ラグナだけが迷うことなく金の鎖に向かう。そして、迷うことなく6番の鎖を引き抜いた。そして手に入れたのは…………逃亡者にとってとても心強い『氷結銃』だった。


〈ラグナが入手した『氷結銃』は黒服が4体以上の時に使用できるアイテムで、玉は五発。この銃で撃った黒服は機能停止する事が出来る。ただし、黒服以外への使用は不可能である。〉


「……………この………説明書………に、気になる………点は………あるけど…………運が…………良かった………かな………?」

「じゃあ僕もやっちゃいます!!え~っと…………。」

「よし!!急いで逃げるか!!どりゃ!!」

「え?岡本さん何急いでるんですか!?まぁ、俺も引きますけど…………」


〈何か嫌な予感がしたのか、急いで黒の鎖を引く岡本……。そしてその勢いに釣られてパパラチパンダも黒の鎖を引き抜き、無事『セーフ』を引いた後、逃げ出した……………。〉


「では次は私が赤を引くとしよう…………む?まー君殿?金の鎖を引きたいのか?ならば私が引いた後に共に引いてあげよう?」

「は、はい!!ありがとうございます!!ブリリアント伯爵!!じゃあ、後で一緒に引きましょう!!」


〈困った小学生に声をかける英国紳士…………。親切なようで、何かを企んでいるようにも見える………〉


「……………にしてもよぉ、なんで小学生が三人も参加してるんだ?まぁ、囮にしやすいけどよ。」


〈恐らく、もう2人は巫女ウサギとアンシュの事だろう……。しかし、まー君以外は小学生では無く、小学生体型だ……………。〉


「ちょっと!!纏1さん、そんな不謹慎な事を言っちゃ駄目ですよ!!囮としてじゃなくて僕達は共闘者ですよ!?」

「成る程…………ならば私はあのショタに話しかけてこよう。大丈夫だ、ククル少年。英国紳士も変態紳士も似たような者だ。ただ、エスコートする人間の年齢が違うくらいだ。」

「すいません黒服さん今すぐコイツを確保してください。」

「おい、ククル。変態紳士でも纏2は共闘者じゃ無かったのか?それとも、すぐに信念を曲げるのか?」

「信念曲げる以前にこの変態紳士の性癖を曲げて正常に戻す方が先でした。僕はその事に気づくのが遅かったのを後悔しています」


〈それを見たNPCの三人はその様子を見て、色々と思うところかあるようだ……………。〉


そしてククルは青の6番を、纏1は銀の6番、纏2は黒の1番を引き抜き、全員『セーフ』を引いた後、纏2がまー君の様子を見るためかその場に残り、ククルは東館に行き纏1は西館の方へ向かった。そして、残る鎖を見て一歩踏み出してはチラッと鎖の方を見てまた視線を逸らすという事を繰り返していた。


「誰も引かないならば、行きましょうか鎖を引きましょうか。まー君殿、どの鎖を引きますか?」

「じゃあ金色の鎖の5番で……………………。」


〈まー君、強力なアイテムを獲得できるのか!?〉

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