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アリア視点 日替わり定食ランキング-2

「まずこの罰ゲームのルールですが、これには過去10年分×3の会社食堂の日替わり定食の売り上げをそれぞれ統計して作られたランキングとなっております。罰ゲームを受けていただく皆様には各年のランキングに平均五回挑戦して貰います。」


この平均五回という部分と×3の部分に裏がありそうだな…………と思いながら聞いてみると、ツカサさんはとんでもない事を言い出したのだ。それは、一部を除いていますぐログアウトボタンを探そうとしていた程だ。


………いや、私もそうなんだけど。しかし、ログアウトボタンがあった場所には『強制☆執行』という字面にしては恐ろしそうな言葉が代わりにあり、逃げることは諦めたのだった。………いや、やっぱり罰ゲームは持ってくるのか……と。


「ランキング100位以内を出せなければもう一回選択するという義務と、各ネタポーションのDX こんなの飲める奴いねぇ!!を越えるUDX こんなの飲める奴がいたら俺は蟻にでもプロポーズしてやんよシリーズを飲んで貰います。」

「…………………す、すいません。ツカサさん………それって、イッキ飲みでは無いですよね?ねぇ?」


すると、ツカサさんは冷たい顔でイッキ飲みに決まってるじゃ無いですかと言いはなった。ついでに『口内予防』も使用不可能となっているらしい。……………まぁ、365の選択肢の内、100位までを当てれば良いのだから多分大丈夫なはずだと思うのだった。


「後、日替わり定食は解答者は必ず食べる。他の人が答えた日替わり定食を食べてみたいなら挙手する事。まぁ、その日替わり定食が100位圏外だとしても、解答者以外は罰ゲームのポーションを飲まなくても良いですよ。」

「成る程……………。懐かしの味を食べられるわけでござんすね。」

「…………………でも、まだ何かルールがありそうなんだが………。マオンさんの瞳かそんな感じでしたし。」


そう思っていると、ツカサさんがどこからか出したホワイトボードに『正解義務数表』と書かれた紙を貼りだしていた。そして、私達の方を振り向いてこう言うのだ。


「なお、100位圏内を解答する事でその回での解答は終わりになりますが、そこに行くまでの解答に必要な回数は、VSティアでの行動によって変化しています。全員二回は正解しなければ解放されませんよ~。」

「え?いや、俺多くない?で、ジラと花魁少なくない!?俺最後に生き残ったよね?なんでこんなに多いの?」

「……………おそらく、ステータス100倍になったアルカナプレイヤーのくせに一時間ももたずに死戻りしたからでござんしょう。」


花魁がそう言うと、エンペラーはガックシと膝をついていた。まぁ、パンドラの方が一個多いんだからそこまで落ち込む事は無いと思うけどな………と思いながら、私の正解義務は二つである事を確認するのだった。

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