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アリア視点 RPK達の優雅な日常-4

「おっ、ニーズヘッグにスカーレット、ジラにマリンじゃないか。それに、ビル娘が三人………ってビル娘?なんでここに?」


エンペラーは広間に来て早々驚いきながら私達とビル娘を見る。しかしすぐに調子を取り戻したのか、『ボボボーア』のからドロップしたらしい『ボボボーアミート』というアイテムを取り出して『料理』スキルを持っているマリンに渡した。


「食材が大量に手に入ったから何か作ってくれないか?マリン、ポークジャーキーとかでも良い。パンドラやソルジャーにベルも食べるだろうし。」

「私に関しては言わずとも分かるよな?って視線なんですね、エンペラー。」

「スカーレットは男と縁の少ない事以外はパンドラに似てるからな。ツマミがあれば酒と一緒に飲むだろ?」

「…………まぁ、ビールに合うからポークジャーキーも好きですけど…………。いつも居酒屋で飲みますけど、その時に頼むのは枝豆派なんですがね…。」


確かに私は社内恋愛も無ければ外での出会いも無い。………まだ25歳だからそこまで末期にはなってないよね?と思いながら私はエンペラーの使っている『魔剣・ヒルドレラ』を受け取り、耐久値を回復させる作業に移るのだった。


ちなみに、エンペラーの使う武器は『魔剣』である。名前だけの魔剣では無く、特殊な効果が付いているテイム枠に入るような感じの武器だ。装備だけは『魔剣』に合わせたのかエンペラーの装備はデュラハンをイメージできるような黒い鎧であり、顔だけはやや爽やかな青年である。いや、リアルそのままの顔なのだけどね。


「…………そういえばエンペラー、喉が渇いてない?良かったらこれを飲ませてあげる。…………もちろん、一気飲みでね。……お酒じゃ無いし炭酸でも無いからできるよね?」

「あぁ勿論だ飲んでやるよ一気飲みで!!上司にイッキをやらせようとしたことを後悔するほどの飲みっぷりをみせてやるよ!!」

「………じゃあできたら武器の耐久値回復の料金は無料、出来なかったら2倍のロムをスカーレットに払うという事でどう?」


ジラがそう煽ると、エンペラーはアイテムの名前すら見ずに『レッドポーションDX こんなの飲める奴いねぇ!!』の瓶をジラから受け取り、そのままイッキ飲みした。…………ここまであっさりと飲まれてしまうとかえって面白味が無いと思いながら私達はエンペラーの様子を見る。


「……………………ど、どうだ?イッキ飲みで、でき……か、から……からからからからからからからから………辛い………辛すぎるだろ!エクストラスキル『口内予防』………なかっ……たら………たぶ……ん……泣いてん……ぞ………」


そう言ってエンペラーはガクリと膝をついた。……………ちなみに『口内予防』の本来の使い道は毒ガス的な物が蔓延しているフィールドても使い捨てのマスクやらを使わないで行動するための物らしいです…………いや、薬のはずなのに毒ガスと同じ扱いって………と思ってしまう私なのだった。

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