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暗雨視点  始まりの街-2

私はとりあえず東の門を目指す。モンスターが一番弱いからだ。東西南北の順番で強くなっていくのでかなり分かりやすい。姉さん達は早速と言わんばかりに北の門の方に向かっていた。


私は多少は混んでいそうだけど、東の門に向かおうと思ったのだけど、なぜか静の乗っている狼が私に着いてくる。てくてく、てくてく…………と。


もしかして、私の尻尾を追いかけているのだろうか?それとも、何か要素があったのだろうか……………?私は立ち止まって雫のいる方を見る。


「むーっ。グランウルフ…………ちゃんと図書館の方に向かってくれなきゃ………」

「でも静はまず本を読みながら狼に乗るのは止めておいた方が良いと思うけど……?いや、なんでいきなり強い魔物が召喚できているかってのもあるし、『魔書理解』のレベルが45なのも気になるし………」


チュートリアルの間にはスキルのレベルは上がらないはず何だけどな………と思っていると、母さん………ムーが溜息をついていた。


「静ったら初期装備の『狼の本』を何回も読み込んでいたらしいのよ………それも、『狼の本』の理解レベルが最大になるぐらいまでね………」

「だって、他に本が無かったから何回も読んでいたら先に読んだときに分からなかった事柄が分かって何回も読めちゃったから………」


ムー曰く、VRO内での魔書というのは『狼の本』の様に、魔力回路の記された本らしい。まぁ、イメージとしては某日曜日な週間少年誌に連載されていた雷少年の漫画の本みたいな雰囲気らしい。


魔書として発見された物には入っている魔法に違いがあり、『魔書理解』を使って何回も読み込むことで読める場所が増える=魔法が使用可能になる………という事らしい。


ただ、魔書というアイテムは『魔書理解』を持っていない人間にとっては無用の長物になっているはずだ。とゆーか、マイナーなスキルのため誰も気付かないと思う。特に新規プレイヤーには。


私は魔法職になる気は無いのであまり重要に思わないけれど、SPPが余ったら入手しておこうと思った。静が短時間でどれだけ読み込んだのかは知らないのでどれだけ読み込めば良いのかは分からないけど、便利そうなのも事実だしね。


しかし、グランウルフが私に着いてきてムーのパーティは中々目的地にたどり着けないらしいので、静は仕方なくグランウルフを『狼の本』から出た魔法陣で異空間に送り返していた。


「そういえば、晩ご飯何が良い?」


本来なら私達四姉妹の母親であるムーが言うはずの言葉なのに、自然と私の口から出る。母さんはたまに手抜きするからなぁ………。


「そうねぇ、じゃあティア……今日はダーリンの大好物のコロッケを頼むわね!!」

「できればライスコロッケも…………」

「私カボチャコロッケが欲しい!!」


ムーの言った事から静とキナが便乗して意見を言う。……………コロッケかぁ…………時間と量、種類を考えるともう十分程早くログアウトしないと間に合わない気がしたので、私はログアウトのために設定できるアラームを十分早めるのだった。

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