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暗雨視点 ビル娘の町-3

『『ルギオグルβ』は『ハイパーロボット大戦3』のストーリーモードで登場するオリジナルの機体。ストーリーモードで共闘していた『ガムダス・アースフロンティア』の主人公の轟 雄馬、『果てなき空のガムダス』の主人公であるアムラギ・イエステルフ、『黒き霧を晴らす鋼』の主人公のベイガーが、ルギオグルという荒廃したコロニーの中で見つけた三つの機体の内、アムラギ・イエステルフが使用した機体。未完成の人工知能が組み込まれており、大技を決めるときに決め台詞らしき音声が入る。』

『主な武装は『ビームライフル』と『ルギオグル・ブレイド』の二つの他、ミサイルをいくつか積んでいる。遠距離戦や中距離戦は苦手で近接攻撃を狙う事が多い機体。ゲーム内では他のメンバーに援護して貰いながら大きな一撃を相手に与えるという戦法。もう一つの武装『ビームライフル』は牽制用とされているため威力よりも飛距離を優先とした作りと成っている。』

『ビルダーズでは三期の世界大会で、残りのα、γと組み合わさった状態で登場した。トーナメント予選の初戦で主人公達と交戦し、主人公の機体の新機能を使わせる前に倒し、世界の広さと主人公達は弱いというイメージを付ける機体となった。だが、決勝トーナメント二回戦で主人公達と再戦した時、予選とは逆の形で敗北した。』

『ビルこれでは姉と妹が優秀だが自分はいまいちな実力であると謙遜する性格となっている。実際に姉には攻撃力、妹には耐久力で劣っているが、バランスが良く使いやすい。強くなくても欲しいビル娘ランキングとゲーム限定ビル娘総選挙の二つで一位を獲得している。』


…………………説明の一つ一つがかなり長かった。まぁ、それだけ人気のあるビル娘なのだろう。そう思いながら私は未だに立ち直る事が出来ていないスカーレットに目を向ける。


「運が無いなぁ………というか、周りの人の運が強すぎるんだ。うん、きっとそうに違いない。私は高火力な人を引こうとしても可愛いビル娘を引こうとしても中々出てきてくれない………いや、私の部隊も可愛い子揃いだけど………うぅ………。」

「スカーレット…………。」


私はこれ以上スカーレットにダメージを与えないようにしようと思い、他の三人についての情報は伏せておいた。こううもりゅーほーも結構レアな娘で、ウイングハートも同じくらいレアらしいからだ。


「スカーレット、『ビルダ』に行けば可愛いビル娘が手にはいると思いますよ。というか速く行きましょう!!私もあんな風に親しわれたいんです!!」

『確かに、ルギオグルβちゃんはジラさんに抱きついてるよ~。総督、私もぎゅーってしても良い?』

「いいよ。ほら、おいで。」


ジラとルギオグルβのやり取りを見たマリンが何を思ったのか『ビルダ』のありそうな、『ラクティス』とは正反対の方角へ走り出そうとしていた。


「これまで童顔と低身長のせいで年上にも同年齢にも、果てには年下にも先輩風を吹かせることや、威厳を示すなんて事が出来ませんでしたから、せめてこの世界の中だけでも私は親しわれてみたいんです!!」

「…………マリン、本音出し過ぎ………。」


そう言いながらジラがスカーレットの肩を担いで歩き始もたので私もこううを抱き上げたまま歩くのだった。………なんか生き生きとした人と死んだ目をした人と一緒に歩くと、物凄い程の疎外感を感じるんだなぁと、あまり知らなくても良さそうな事を知るのだった。

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