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暗雨視点  ゴブリンキング討伐戦-1

解散後に何をするか考えた私は、さっさと『ゴブリンキング』を討伐して第二の町へと行けるようしておこうと考え、冒険者ギルドへ向かう。もちろん、PVP関連のQPを貰うのも忘れないのだけどね。


そして、そんなこんなで冒険者ギルドについた私は、PVP関連のQPを貰うためにその担当のカウンターへと向かう。『空組』のスレで悪名が多くなっているからか、誰も私に話しかけようとはしていないが、攻撃して来るプレイヤーも罵声を浴びせてくるプレイヤーもいない。


マナーの良いプレイヤーばかりなのか、アミエスのような目にあうのが恐いだけなのか…………まぁ、面倒事が起きなくて良いんだけどと思いながらPVP関連のカウンターに着く。


「PVP初勝利から5勝までで3000QP(1000→200→400→600→800)、3連勝で300QP、5連勝1000QP、下克上5連続成功で5000QP、合計9300QPだな。こんだけあればこの町で一番高価な言霊スキルも買い放題だろうぜ。」

「そうですか。そういえばこれまで戦ってきたプレイヤーは全員私よりレベルが高かったからなぁ……。」


まともな流れでPVPになったと言えるのはヴァルツの時ぐらいだと思うけどね…………。そう思いながら私は第二の町である『ラクティス』へと向かうためのクエストを受注するのだった。『怖いもの知らず』のおかげでギルドランクによって受注する事が出来ないという事もなかった。


『…………本当にソロで行くのですか?確かにソロで行けばジャックポットとなる賞金と経験値は一人占めできますが……。』

「問題ないですよ。制限時間になったらここに戻されてしまうというのも魅力の一つですし。後二時間程でログアウトしないといけないので……。」

『分かりました。制限時間になればボスと会っていなくても強制的に冒険者ギルドまで転送します。よろしいですか?』

「もちろん。」

『……………ご武運を………。』


そう言われた私は商業ギルドに行き、スキルを先程手に入れたばかりのQPを使って購入した。無駄な時間では無く、勝つための準備の時間だ。準備を怠って戦う時間を多く取っても、ボロボロになる時の方が多い。なら少し準備の時間を取って相手をボコボコにする方が効率が良いのだ。


買ったスキルは、『闇魔法言霊術』『風魔法言霊術』『氷魔法言霊術』『雷魔法言霊術』『魔素呼吸』『韋駄天』と、気付かぬ内に修得していた『竜魔法』に合わせた『竜魔法言霊術』となった。


…………まさか、あの『ビッグウェイブ』が原因じゃ無いだろうな………。ヴァルツ曰く、プレイヤーに向けて撃った事が無いらしい。もしかしたら、あの『ビッグウェイブ』のリスクの一つかもなぁ………と思いながら、私は北門から『エルタッタ草原』へと走るのだった。

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