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望視点  チュートリアル前-1

……………さてと、元βテスターという立場の人間である私は、どのアイテムを持ち込むかを迷っていた。


お金は初期に貰える1000ロムは無くなるけど、β時代に稼いだ25000ロム、持ち込む事のできないアイテムを全て売却して、100以下の値を切り捨てた額の80000ロム。計10万5000ロム持ち込める。


持ち込み可能なアイテムの分類は武器、素材、アイテムの三種類。でも、武器はスキルが取れるかどうか分からないから保留…………愛着はあるんだけどねぇ…………。


次に、素材だけど、これは貴重さの無いモンスターの素材ばかり。薬草などのポーションに使えそうなアイテムは、Lu全振りで生産職についたダーリンにあげちゃってたし………。


アイテムはそこまで残っていない。序盤には貴重な『中級ポーション原液』だったとしても、それ一個だけを持って行くのもねぇ…………。


確か、前はSPを全部MPに振ってたわよね………。Maに振らなくて攻撃力が低くて終わったけど………。だから武器は強力な杖をDeに多く振っている人に頼んで作って貰ったような…………。 


あぁ~、ダメダメ!!前回の失敗から面白そうな道を突き進むのを止めるのは!!どうせなら、低いステータスでも、火力の高い武器で押して押して押しまくるスタイルにすれば良いのよ!!


でも、引き継げる武器はβ時代の初期装備に髭が生えたぐらいのレベルしか…………いや、でも………。持って行った素材から武器を作れば良いのよ!!そうすればわざわざ弱体化した武器でしばらく泣くなんて事にはならないわ!!


そう思って私は、素材の欄をタップして素材を持って行く事を決定する。すると、武器とアイテムを売却した値………3000ロムが追加された。


私は、素材の欄で引き継げる物を確認すると、素材はこの様になっていた。モンスター一匹につき、一つだけであり、最大300までという数量の規定はある。けれども、十分な素材の量だった。


『薬草』×300

『上級薬草』×200

『毒消し草』×300

『ボアの毛皮』×300

『ラピッドの毛皮』×300 

『ウルフの牙』×300

『ビーの薄羽』×300

『魔木の枝』×300

『スカルツリーの骨』×180

『リジュラスの魔石』×5


下の三つでそれなりの杖はできるはず…………と思いながら、私は名前と容姿について…………だけどこれはβ時代の物を引き継いだ。


そして、種族の選択なのだけど…………………ここで運営からメールが入る。そのメールは、以下のような内容でした。


『βテストから本製品をプレイしていただき、誠にありがとうございます。プレイヤーネーム、『ムー』さんはβテスト時に、MPの値が最も高かったため、上位種の四つ目の選択肢として、『アルカナ・エストラリア』を用意させていただきました。さらに、称号『魔を極めし者』を付与しました。』


…………私は、そのアルカナ・エストラリアの種族の説明を開くのだった。MP全振りって実行するの難しいのかなぁ?と思いながら。

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