優視点 ネタ的な遊び方です-3
「昔の説明書って今の電子説明書をそのまま紙媒体にしたような感じなんですね。」
「まぁ、データの中に移籍しただけだしね……。ただ、操作方法が分からない時や、急にこのボタンはなんだっけ?って時にゲーム中断しないといけないのがね……。最近は説明書=攻略サイトみたいな所もあるし。」
段々と紙媒体での説明書や攻略本から若者が離れていくとも話しています。まぁ、最近ではゲーム内でもドロップ情報教えてくれたり、無料で見られる攻略サイトが充実してますからね……。VRMMOが流行りだす前の時期には攻略本=特典引換券かパッと見るとき便利な書籍という認識だったそうです。もしくはネットを制限された子供達の味方だったり……。
「VRMMOは攻略サイトがパンクしても足りないレベルだからな……。プレイスタイル毎に分けないといけないし。サイトの管理人はよくこれを管理できたな……というくらいゲームじゃなくて管理を楽しんでる感じがする。」
「そうなんですか……物好きな人もいるんですね。」
「いや、色んな人種がいるのは当たり前だからな?買えないから、下手だからって事でゲーム実況だけでやった気分になる人もいれば、1つシリーズやれば他のも全てやりたくなる奴だっている訳だし。」
ただ、初代作品の操作性の悪さとやり込み要素がイマイチな事からストーリーを堪能した後は放置するなんて事も少なくないそうです。まぁ、今は便利な機能が付いている携帯獣も昔はボックスを入れ替えるだけでもセーブが必要でしたからね……。それに部屋の中は走れないという今では想像しにくい事もあるでしょう。
「……そういえば掲示板で出ていた電脳戦士の新作ってどんな感じになるんですかね?昔の作品を少しプレイしてみたんですが……なんで続きを作らなかったのかが気になりまして……。電波戦士3作終わった後に初代をリメイクしたのが出ましたけどそれ以降はバーチャルコンソール以外は音沙汰無しですし……スマホゲームの方は早々に撤退してましたしね……。」
「まぁ、電波戦士も新作は出すだろうけどな……あくまでリメイクハードが出てからの話だが。」
ただ、電波戦士と電脳戦士のどちらが闘いやすいかについての議論はかなり長く続きました。ちなみに私は電波戦士ならば裏ボスをゴリ押しで勝つ事は出来ますが、電脳戦士ではラスボスに勝てません。というかラスボス手前のボスにすら負けまくってます。
「まぁ、流石に何周もストーリー全部周回しないとコンプ出来ないなんて仕様にはなってないだろうけどな……。」
「むしろ原作公認でチート出来るコマンドがあるのがおかしいのが電波戦士ですけどね……。」
配信では無くパスワードで強いチップが手に入るのも困りものですけどね……と思いつつ、私達はゲームをしながら話を続けたのでした。




