優視点 マタンゴ族です-10
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あれから私は《緑の悪夢》というキークエストに何回も挑戦しては敗れ去るという事を繰り返していました。いや、ゲームを操作する側ならば相手のクセが見抜けるのですが、ゲームの中で動くとなると相手も学習してくるのでどうにもなりません。
ついでに話すとこのクエスト、緑の悪夢こと1〇Pキ〇コに捕まった時点でクエスト開始時まで【称号】の強化がリセットされるので余計に難易度が高くなっていますし、失敗し続けると余計に難易度が跳ね上がっていくのです。
「……もう、緑色のキノコは見たくないですよ……。」
私がそう呟きながら出てみると、由紀さんと紫さんは別の物に追いかけられたそうです。まぁ、キークエストって何が出るか分からないですからね……。
「……ビジュアル的には優しいかもな、緑のアレは……。ただ、私は魔王を聞きながら馬に乗って得体の知れないなにかから逃げていたんだ。必死に逃げても逃げてもクリア方法が分からない。浄化系の称号でも何も出来ないからな……。」
「私はムキムキマッチョのおっさん2人が『ホモォ……』と呟きながら追いかけてきましたね……。幸い、私は女性なので見逃して貰いましたが……その、モザイク処理された中、供に逃げていた男性プレイヤー2人が……うぅ……2人の犠牲は忘れません……。」
3人で慰め合っていた時、澪さんが宅配便でなにかを受け取っていました。本人はかなり嫌々とした感じでしたけど……と思っていると、澪さんはブラウン管に見えて実は高性能なテレビとどう見ても旧世代の据え置き機だけど進化してる様に見える物を接続していました。
「……これプレイして感想を……ねぇ?」
澪さんはそう言いながらとあるカセットをそれに差し込みました。ちなみに機体の名前は〖デラックス65〗という仮名が付いているらしいです。まぁ、コントローラーは無線では無く有線ですけどね……。いや、無線だと当時のアレが再現出来ないとかなんとか。
「優達もやってみるか?〖SUPER GREEN DEVIL65〗。」
「明らかにあの動画でやってる事メインのゲームですよね?」
「あぁ。まぁ、ワンアップでは無くク〇パキノコというアイテムに切り替わっているけどな。ちなみにこれは新機体と同時発売になるリメイク作品の1つだな。当時のビジュアルをそのままにしてステージ数を携帯機リメイクの時以上に増やしているらしい。」
「他に何がリメイクされるのか……。」
「パーティ系の奴だな。最近のこのシリーズはどうも好きになれなくてな……。全員同じマス、アイテムがサイコロのみだと当時のパーティ感が無くなってるんだよ……。」
確かにナンバリングで最初の頃に出ていた物の方が白熱していた様に感じますね……と思いながら私達は用意されていたゲームを始めました。10分ぐらいでやり始めた事を後悔しましたけど……このワイワイ感はVRMMOを楽しむのとはまた違った感じだなぁと思うのでした。




