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優視点 神様達とお別れです-5

『これで、私の子孫が残した忌々しい城を崩すことが出来る……。手伝ってくれてありがとう、名も知らぬ戦士よ。』


本編とは立場が違うからかかなり紳士的な態度をしている彼はそのままバ〇ス!と叫びながら青い石を砕きました。いや、砕いたらダメでしょ!と思いつつも私は自分の体が宙に浮いている様な感覚を覚えるのでした。先程のセリフがプラカードでも、あの呪文だけは音声でしか反応しないんでしょうね……。


ちなみに戦闘シーンで私はサインとタンジェの逃げ道を塞ぐ位の事しかしていないので不完全燃焼でもありますが、死戻りしなくて良かったと思う事もあります。しかし大人と子供の力の差がよく分かるなぁ…と感じました。


しかしバル〇によって天空に浮かんでいた城が崩れていっている為、私はどうやって下に降りれば良いのか?と思いました。原作では冒頭に出てきた空賊達が助けに来たようなイメージがあります。まぁ、その際にお宝も少しだけ持って帰っている記憶もあるのですが。


ちなみに私達をここに連れてきたロボットは青い石の力により細かい砂となってその生涯を終えていました。まぁ、最終的にロボットが残った記憶も無いので史実通りと言えばそうなのかもしれませんが。しかし、それでも残っていて欲しかったと思うのは欲張りなのでしょうか?


そう思いつつ、私と彼は城が崩れ落ちていくのを上空から見下げながらゆっくりと下へ降りていきました。……まぁ、クエストのクリア特典なのでしょうけど……こんな感じの【称号】を貰いました。いや、使い処は少ないと思いますけどね……。


◆【遅効落下】を入手しました。


この称号はタイプ:アクティブであり、効果を使うとゆっくりと落下できるようです。この結果落下ダメージを無くすことは出来るのですが、あまりにもゆっくりなのでどうにかならないかなぁ……と思うのが本音となりました。


いや、空に浮かんでいた城の高度が物凄く高かったのもあるんですが……これ、1度解除するともう一度発動できないんですよね……。なのである程度落ちてから使うのが普通なのですが……今回は強制的に発生するタチの悪いタイプのチュートリアルみたいな感じに悪い例を体験しています。


「……とゆーかこれ、あの2人は無事なんですかね……?」


無事でいてくれれば心が痛まない……と感じていたのが悪かったのか、かなり長い時間掛けて降り立った先には城の瓦礫に埋もれ血塗れになった2人がおり……原作で彼は死んでたっけ?という思いがグルグルと頭の中を駆け巡るのでした。

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