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優視点 神様達とお別れです-2

『神地龍ヘカテルは人族の長、シャンクパレルを第2の親として認識し、彼を神官として迎え入れた。シャンクパレルは後に娘であるタスクとリスクを嫁として捧げ、後に神官族と呼ばれる人族との間の子を産みだした。神官族と呼ばれる者達は将として大陸を蹂躙し、大陸の半分以上を支配下においた。特に戦果を認められたリスクの息子ガスクはヘカテルにより岩龍ガスクとして転生したのだった。』


◆〖眷属龍転生の知識〗を入手しました。指定されたフィールドで対象クエストの受注が可能となります。


「……称号でも無く知識……ですか。まぁ、クエストの条件に必要になるアイテムなんでしょうけど……インベントリを消費しないのが1番の特徴っぽいですよね……。」


そう思いながら私はメニュー画面からその知識についての情報を閲覧してみました。というのも本は分厚いですが私が小学生だからという事なのか、はたまた活字に弱い人が多くなっているからか、デフォルトでは要約した様な形で書かれていました。最初は設定場面で要約していない物を読もうとしたのですが、細かい文字がズラッと並んでいたので気力を失いました。


それと私が読めるのは人族関連の所だけで、残りは対応した種族になれる【称号】か、対応したペーパーナイフが無いとダメらしいです。いや、R-18と書かれた部分にもペーパーナイフが必要らしいですけどね……。


取り敢えず眷属龍転生について改めて見てみると……これはゲームシステム的には【龍】というタイプ:フォームの【称号】を手に入れるために必要な儀式となっていました。ちなみにこの知識に関しては要約無しで書かれている為、自分で要約してみました。明らかに必要ないような知識も含まれてましたしね…。


眷属龍転生を行うためにはまず眷属になりたい龍の軍門に降り、その龍に功績を認められる事で転生の権利を得ます。これは名誉の戦死であっても同じで、むしろその方が早く転生できるらしいです。最も、それで確実に認められる訳では無いのでかなりリスキーな方法ですけど。


転生する時には眷属となる龍よりも低い等級の龍となるらしく、下克上も難しいそうです。ただプレイヤーにとっては完全に人間とは全く違う構造の物となれる為、クエストに挑もうとする人は少なくないでしょうと思いながら自分の事を見つめ直そうとしました。


いや、これから別のキークエストを受けるのに自分の力量を確認していないで失敗したなんて事は起こしたくないですしね……。

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