ランチャー オオバコ国の住民編
タッチ:……正式版からの者です。ただ、一言言いたいのは……領主さん、目茶苦茶強くないですか?
ゴーム:そーだなー。まぁ、仕方ないんじゃ無いか?一応この国バチカン市国くらいの大きさある訳だし……そんな場所を簡単にプレイヤーに奪われる訳にはいかないんだろ。それに俺ならこの広さの国を運営するなんて無理ゲーだと考えるけどな。
抹茶小豆:どれくらい強かったんですか?
ゴーム:レベルという概念が人間に無いから数値では表せないが……β組の持っていた強い武器が一瞬で蒸発するレベルだと言っておこう。そのくらい凄まじい魔法の使い手だった。なら魔法を止めればと考えもしたが体術でも圧倒的すぎる。あれ武道なら確実に上位の段を複数持ってるって感じだよ。
ドンドンドン:ちなみに、領主と闘ったプレイヤーは強制的に作業部屋に入れられて強制労働中だ。内容としては内職でやるようなポスターやティッシュなんかの詰め込みとかだな。ポスターに関してはこれで武器にもなるとか言ってる。
タッチ:……まさか伝説のポスターブレードがそんなお手軽な方法で作られていたとは……。
ウェル:伝説って……そこまで大袈裟な物じゃ無いんじゃあ…。
タッチ:ネットにも流出していない同人作家さんの早期購入特典でしか手に入らないポスターが入ってたんですよ!?すぐにデータ取り込んで保存しました!
ウェル:マジでか。何処に売ってたんだ?
タッチ:{コスプレの館}ですね。そこでは漫画用品等も売ってますね。液タブとかじゃなくてアナログのですけど。
ウェル:それでも充分だ。買いに行くぞ!
ゴーム:その後、彼は憲兵に連れて行かれ、ベタと枠線引きの作業を延々とする事となったのであった。
ドンドンドン:細菌はAIが同人書くからな……。流石に完結したその後を書く奴は少ないけど。同人誌もギャグとかが中心だし。
ウェル:うぅ……BLの何が萌えるんだここの女騎士達は……。男同士の友情と言ったら普通スポ根……グフッ!ゴホッ!ガハァ!
タッチ:ウェルさん?ウェルさーーん!!
ドンドンドン:彼は星になったのだ……。
抹茶小豆:ウェルさん、良い奴だったよ……。
ウェル:勝手に殺さないでください。僕は元気です。やはりバラ色の友情は良い物ですね。僕もベタや枠線を引けることを好ましく思います。
タッチ:て、手遅れだ……。ウェルさんが腐男子に!腐男子になってしまいましたぁぁぁぁぁ!!
ウェル:腐男子?そんな物では無い。今の私は……私は……貴腐葡萄だ!
抹茶小豆:訳が分からないですよ!!戻ってきてください!肯定も否定もしなかったあの頃へ!!
その後、このランチャーのメンバーでウェルを元に戻そうとするが、また1人、また1人と茨に囚われていくのだが……それはまた別のお話。また今度ゆっくりと解説する事にしよう。




