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優視点 バンコーの森の管理者です-4

2人の女神の話をまとめると、副神というのはデスペナルティーとは関係なく存在する神の事らしいです。まぁ、ステータス上昇等は存在するらしいですが主神となるリューナクさんのバフと比べると弱くなるらしいです。


『教会を作って貰えればそこに私の分体が常駐する様になります。この分体からは色々なアドバイスや加護を受け取る事ができます。まぁ、主神としている場所と比べると加護に対する対価はかなり高いですけどね。』

「……でもわざわざ移動するよりは……という感じですか?」

『そんな所です。まぁ、暫くはアドバイスのみしか出来ませんけどね…。私は分体を作るのは初めてでは無いのですがコツが掴めなくて……。』


加護を渡せる様にするレベルまではある程度その地の魔素に触れなければならないらしく、それまでは木偶の坊に等しいとリューナクさんは言っていました。


「そういえばあのログハウス風の教会って誰が作ったんですか?」

『それはクマゾウという以前の管理人が来る何十年も前に亡くなった老人が作った物。ただ彼は無神論者というか多神教過ぎて神なら誰でも良かったというか……。』

「つまり主神を決めないまま亡くなったんですね…。」

『そう。まぁ、今は私が治める場所になったけどね。』


リューナクさんはそう言いながら固まって動けないサラリハさんを見ていました。ただ、彼女はハッと意識を取り戻した後、どこからか8本足の馬を呼びだして何処か別の所へと走り去っていくのでした。


『……彼女は権力戦争の真っ只中でもありましたからね……。』

『うん。確か剛の女神と戦の女神と争ってた。下手したら信徒が殺されるから戻ったんだと思う。』


結構物騒な話もあるんだなぁと思いつつ、私はクエスト進行状況を確認しました。すると派生が派生を呼んでいる気もします。いや、本当に大変な事に……と思えました。


《祈り捧げよ無人の教会》 進行状況

・主神選択 → 風の女神 リューナク

・副神選択 → 水の女神 アークス


派生クエスト

《副神の社を建てよう!》

《水の女神にプリンを》

《土の女神の救援》

《海の女神を説き伏せよ》

《馬を司る女神を見つけよ》

《ピエールを拷問してドSに目覚めよ!》


前半はまだ分かるとしても後半は完全におふざけで作ってますよね!?と思いつつ私は今受け取る事が出来る報酬について確認しようと思うのでした。いや、少しでも強くならないと救援とかは無理だと思いますしね……。


「……取り敢えず報酬受け取り……っと。」


そのメニューボタンを選択した後、システム音声が一斉に通知を知らせたので私は少しだけ頭をクラクラさせながら確認を始めるのでした。

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