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優視点 バンコーの森の管理者です-2

取り敢えず状況を整理すると………ここにいる3人の女神はそれぞれ海、風、土の属性を持つ女神だそうです。そして3人の特徴をまとめると大体こんな感じでした。


海の女神 セイ

・青色の髪を太腿辺りまで伸ばしている女性。

・デスペナルティは一定時間ステータス半減と所持金半額

・アイテムロストは無いが2%の確率で【称号】1つロスト

・水属性攻撃威力アップ

・火属性攻撃威力ダウン

・レッドプレイヤーになった瞬間に全アイテムロストという神罰が下る


風の女神 リューナク

・緑色の髪をツインテールにした怠げな女性

・デスペナルティはHP、IAP、IMP、De、Lu以外のステータス1

・その代わりに他にデメリットは無い

・風属性攻撃威力アップ

・疫病系イベントが起こらなくなる


土の女神 サラリハ

・黄土色の髪のショートボブ

・デスペナルティはステータス半減のみ

・3日に1度貢ぎ物を祭壇に捧げなければ常時ステータス半減

・作物が育ちやすくなる

・モンスター強襲イベント発生率増加


「………リューナクさんを主神にします……。」

『私を主神にするの?まぁ、良いけど……。』

『考え直してください!こんなだらけたリューナクよりも私の方が!』

『……セイ、黙って。取り敢えず私が主神として選ばれたから早速仕事しようかな。取り敢えずサラリハは帰っていーよー。』

『ならば戻らせて貰おう。私の管理する領域は広いからな……。セイも諦めろ。いくら信徒を増やしたいからと言っても強引に勧誘するのは良くないと水の女神から言われているだろう?』


何というか女神にも姉妹関係などはあるらしく、セイさんはそのまま黙って海のある方向へと走り出しました。ただ、たまに後ろを振り返るので何かしたいのかと思っていると、サラリハさんが追いかけ、怠そうにしていたリューナクさんもそれに付いていったので私も追いかける事にしました。


ただ、この時私はまだ分かっていませんでした。ここから始まる茶番がさらなる茶番を始める事に……。まぁ、未だに何の称号も手に入っていないので一応クエストが終わっていない事だけは理解していたんですけどね……。


そう思いながら私達は刑事ドラマでよく見る様な崖に辿り着きました。ただ、セイさんが何か細工をしたのか私が釣りをしていた時と違って崖先が伸びていました。……これはもう完全にドラマが始まってしまうと思いながら私は女神達のドラマ?茶番?を見物するのでした………。


『……私は……私は信徒を増やさなければならないの!そうしなければ……そうしなかったら……私は……私は……。』


……ちなみにリューナクさんはもう見飽きたのか器用に浮きながら猫のように丸くなって寝ているのでした。

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