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優視点 バンコーの森の管理者です-1

取り敢えず{バンコーの森}の支配者……いや、管理者の任をクマゾウさんから受け継いだ私はクマゾウさんから貰った地図データを見てこれからの事を考えていました。というのも{バンコーの森}は思ったよりも広く、クマゾウさんが使っていた山小屋の近くは設備が揃っているそうでした。


「……モンスターが見当たらなかったのはクマゾウさんが殲滅していたからなんですよね……。これで暫くは森の外から来る以外にモンスターは現れないという訳ですよね……。」


クマゾウさんが住んでいた森小屋はプレハブ小屋と言える程シンプルで狭い造りとなっておりましたが、寝るには充分な場所だと感じます。それに近くには椎茸食菌みたいな事をした跡や耕された畑がありました。クマミさんから貰った種もありますし、食べる物には困らないでしょうと思いながら私はクマゾウさんが使っていたベッドに腰掛けました。


「……管理画面には主神変更や何かがありますけど、選択不可の項目なので気にしなくても良いですよね……。」


金品が無くならないのならばこのまま無しの状態でも良いと思えますからね……。一応良い条件があれば設定は替えますが、現段階ではこれで問題ないでしょう。


「……そういえば鍵を使ってないのにイベントが進みましたよね…?って、新しい項目があります。これが鍵を使用する所なのかも知れませんね……。」


私はそう思いながら『キーイベント』と書かれたメニュー項目を開きました。するとイベント名らしき物と、その文末に鍵穴が付いていました。ただ、鍵穴の中にはバツ印が付いている物もあるのでそれは私が鍵を持っていない鍵穴なのでしょうと思いました。取り敢えず目に付いた中で開けられる鍵はこの3つとなりました。


《マタンゴ族の強襲》

《祈り捧げよ無人の教会》

《親方!空からキザ眼鏡野郎が!》


一部昔の事すぎて逆に元ネタが分からない物もありましたが、取り敢えず真ん中の鍵を開けるように回しました。するとログハウスの教会が光り出したので私は急いでそちらに向けて走るのでした。


「………で、この中の誰かを主神として選ぶ……ってチュートリアルなんですかね?」

『いや、ここに接している土地を管理しているのが私達3人の女神なんだよ。だから新たに女神を呼び寄せない限り私達の中から選ぶ事は絶対だよ?』


ログハウス風の教会の入口の近くに3人の女性がいたので声を掛けると女神様で、その3人の中から1人を選べと言われて困惑しながらも私は誰を主神として登録するべきかを考えるのでした。

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