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――  作者: 6496
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Scene1:夜闇の中に出会う

 嗚呼、欲しい。

 嗚呼、しかし欲してはならない。

 嗚呼、だが欲しい。

 嗚呼、しかし求めてはならない。

 欲しくて、

 欲しくて、

 欲しくて、

 欲しい。

 されど欲してはならない。

 ゆえに求めることを禁ず。


 人であるならばこそ。

 人であるならばこそ。


 欲せずにはいられなく、禁じずにはいられない。


 人であるならばこそ。

 それは矛であり、そして、盾であった。

 それは己であり、そして、法であった。

 己であるという、法であった。



●Scene1:夜闇の中に出会う

 時に西暦2017年、夏のある日の夜だった。

 日本の本土から離れた場所にあるこの街は、しかし気候などは本土とそう変わらず、夜になっても気温と湿度は高く、空気がまとわりつくようだ。

 それでも昼間に比べれば幾分、いや、格段に過ごしやすい空気ではある。

 とはいえ、動けば汗が流れるのは、気温も湿度も高いから。体内水分には全く優しくない季節でもあって、

「ハァ……、カ、ハァ……!」

 今も、ソイツは垂れる汗を地面に落しながら、必死こいて入り組んだ路地裏を走り続けていた。

 電灯の寿命が尽きかけて、ヤケにチラつく街灯が、夜の中に沈んだ壁を照らして一瞬、一瞬、ソイツの影を焼きつける。

 影は、人の形をしていなかった。

 ソイツは駆ける。夜の道を、あてもなく、駆ける。そして逃げる。

 追う者は、数秒後、ソイツがいた場所を走り抜けた。大きな足音を、そこに一瞬だけ残して。

 硬質の爪先が、アスファルトを擦り、小さく、火花を閃かせる。

 追手は、どうやら隠密性というものを完全に無視しているようで、一歩進むごと、その大柄な体躯から鋭い金属の軋み音が鳴り続けている。

 この軋み、そして爪先の火花。ソイツは、すぐ後方に垣間見える目印にしかならないそれらに、自分が追われているという事実を否応なく突きつけられる。

 呼吸は乱れ、全身は汗にまみれ、しかし逃げなければすぐに追いつかれる現状。

 迷路のように入り組む路地裏に、ソイツは未だ、光明を見出すこともできずにいた。


 どこかで、祭りがやっていたらしい。

 通りかかった大きな公園にはまだ人がそれなりにいて、屋台は幾つか営業をしていた。とはいえ、昼間からやっていたらしく、日も完全に暮れて月も高いこの時間に売っているのは、いわゆる売れ残り、なのだろうが。

 公園でタコヤキを買ったマコトは、タコヤキ屋の店主から「僕、ご両親は?」と問われたので、「あっちで待っている」と適当に答えておいた。

 日本の本土から離れたこの街でも、社会通念や一般常識などはかなり本土と近いものがあって、この時間にマコトのような、10歳程度の少年が一人で夜に出歩いている、というのは問題に思えたのだろう。

 しかしマコトの答えを聞いた店主は、「ああそうかい」と納得した顔で頷いた。マコトの言葉をあっさり信じる辺り、この街は平和だと思えた。

 まぁ、両親なんて、どこにもいないのだけれど。

「……美味ひ」

 というわけで、マコトは現在、住宅街の細い路地を気ままに歩きながら、熱々のタコヤキを口の中に三つ、一気にほうり込んでいるのだった。

 三つの柔らかな球体がお互いに押し合いへし合い、形を歪み、たわませながら唇を通じて口の中に押し込まれる。

 形を保っていたのは一瞬、カリカリに焼けた表面が歯に触れて、微かな弾力を返したのちに破れた。

 すると中から熱ととろみを伴った中身が口内に溢れ、ソースの味が作っていた土台に乗って直ちに風味と味とで味覚への進撃を開始する。

 少量混じった紅ショウガが、塩味主体の口の中で、酸味を確かな異質として主張し、アクセントとなる。

 味の調和と言うには、かなり力技なものだが、しかし美味い。

 熱い、美味いに占領されている口の中、数度咀嚼を繰り返せば、ついに姿を現す真打ち、つまりは、タコ。

 味覚への刺激に、熱さの刺激、そこに絶妙な固さ、柔らかさの歯ごたえも加わって、まさにパーフェクト。マコトの気分も躍るというものだ。

 やはりタコヤキは熱々に限る。冷めたタコ焼きなど味気ないし、冷めてから温めなおしたタコヤキなど、もはや別料理である。この意見に、異論を挟む余地はないだろう。

 かくしてしばし、時間にして数秒間、タコヤキが奏でる完全調和パーフェクトハルモニアに酔いしれていたマコトがふと気付くと――

 目の前に、狼男が立っていた。


「う……、うぇ……?」

 少年が、変な声を出していた。

 ひとけがない場所を選んで走っているつもりだった。

 しかし、精々一人か二人しか歩けないようなその細道に、こちらの行く手を阻むかのように堂々と、道の真ん中を陣取り、歩く少年がいた。

 自分を目にしたからか、少年の顔が驚きに彩られ、開けっ放しになっているその口から、入れようとしていたであろうタコヤキがボロリと落ちた。

 立ちつくす少年を前に、ソイツがまず思ったのは、見られた、という脊椎反射的な危機感であった。

「ウ……ガァ、ミ……、タ、ナ……」

 喋りにくい。

 当然だ。今の自分の姿は、正しく、狼人間。黒い毛並みを誇る、超人とも呼べる存在になっているのだから。

 人の形はしていても、頭部は完全に狼で、ギラつく眼光に、人のそれに比べれば遥かに大きな口。歯は牙に、髪は漆黒の獣毛になっている。

 上半身は裸だが、その全てが頭部と同じ、黒の獣毛に覆われて、一見して人ではない姿と分かる。指先、爪は鋭く尖って湾曲し、人の爪にはあり得ない形状。まるっきり、獣の爪でしかなく。

 下半身は膝下辺りで切れているジーンズこそ穿いているものの、やはり黒い毛並みが街灯に照らされてかすかなツヤを作っていた。

 まごうことなき、狼人間、狼男である。

 見たな、と開いたその口の奥には、鋭く太い牙が並ぶ。吐かれる息が、獣の臭いとなってソイツの周りを漂った。

「あ……」

 少年が、一歩、たじろいだ。

 動いた靴底が砂利を踏む音が、ソイツの狼の耳に確かに届く。

 きっかけはそれだった。

 ソイツが、黒狼人間としか呼びようのない存在が、大きく吼えると共に少年に躍りかかった。

 消す。

 眼光が告げる、短絡的極まりなく、単純明快な殺傷の意志。

 見られたから消す。獣の瞳は、まさにそれしか告げていなかった。

「わ、あァ、あ!?」

 黒狼人間の右腕が、二度、空を切った。振り上げ、振り下ろす。

 少年は悲鳴と共に身体を無様に傾けてなんとかそれを回避。爪が、少年のすぐ背後にあった電柱をひっかいて、耳障りな硬い音が夜の静寂を一瞬乱した。

 散った火花が消えたのち、電柱の表面には斜めに深く刻まれた三条の爪痕が残っていた。

 揺れて、少しだけ電柱がかしいだ。

 少なくともこんなこと、素手の人間にできるような芸当ではない。

 腰砕けになった少年が、タコヤキをその場に取り落とし、地面に這いつくばったまま逃げようと背を向ける。

 黒狼人間は、無論、彼を逃すつもりなどさらさらなく、少年の背中めがけて、再び爪を振り上げようとした。

 狼の耳が、硬質の足音を捉えたのは、まさにその瞬間。

 しまった、と、思ったときにはもう遅かった。

 空高くに昇っている月を背に、飛翔を経て、場に影が着地する。

 地が揺れたのではないかと、黒狼人間に錯覚させるような、重く大きな音だった。かしいだ電柱が、伝わってきた振動にまた揺れて、かしぐ角度を深くしたくらいだ。

 少年に、意識を奪われ過ぎていた。

 今の現状、自分が、何故この場までやってきたのか。その理由を、黒狼人間は、愚かしくも今になって思い出す。

『――――』

 着地した地面は、数センチ程、凹んでいた。道路には亀裂が入り、一部、完全に爆ぜ割れて隆起している。

 黒狼人間の意識は、少年の背中を切り裂くことも忘れて、この場に現れてしまった追手に釘づけになっていた。

 鎧の騎士。

 そうとしか呼べない、何者か。

 着地の蹲った体制から、分厚い純白の金属鎧に包まれたその身をゆっくりと起こすと、部分部分の金属が擦れ合って、あの硬い金属音を奏でた。

 身長は、2mに迫るか、超えているかもしれない。

 肌が露出している部分はなく、全身くまなく鎧に覆われていた。関節部分や隙間からは、鎖帷子が覗いている。

 そのデザインは、史実にあるような無骨なものではなく、まるでアニメかゲームにでも出てくるような、丸みと鋭さを両立させた感じだ。有り体にいえば、漫画的な格好よさを漂わせている。

 頭部も完全に兜によって覆われていて、顔は全く見えない。瞳の部分には、赤い光が灯っている。顔のデザインもまた、アニメ的であった。

 ただ、風にたなびく赤いマントと、腰に佩いた大剣を抜き放つその動きの重厚さは、この存在がアニメの産物などではないことを如実に物語っていた。

「ガ……」

 今度は、黒狼人間の方が、驚きに声を漏らす番だった。

 逃げられないと、狼の直感が告げている。ここで、迎え撃つしかない、と。

「ァ……アアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 腹を括るが早いか、黒狼人間がその爪先を鎧の騎士の方に向けて吼える。その咆哮は、少年に向けた者よりもさらに猛り、激しく。

 追いつめられた者の、苦し紛れの絶叫でしかなかった。


 さて、逃げようにも完全に腰が抜けていた。

 地面に落ちて潰れたタコヤキが目に入ったが、さすがにそれどころではない。勿体ないとは思ったが。

 斜めに傾きすぎたからか、チラつきは酷くとも辺りを照らす役割はしっかりと果たしていた街灯が、ふっと消える。

 続く街灯。整然と並ぶ夜の灯火の列の中に、闇の空白が生じた。

 そして直後に、今度が橙色の閃光が闇の空白を押しのける。

 甲高く、切り裂くような音。

 焔の花が咲いて、ぶつかり合う黒狼人間の爪と鎧の騎士の大剣をそのさなかに浮かび上がらせながら、散って闇がまた蟠った。

「う、わわ……!」

 マコトは起き上がることも忘れて、張ったまま逃げようと手を伸ばした。指先が道路に辺り、ガリリと地面を擦る。

 その一挙動の間にも、黒狼人間と鎧の騎士は、常人の目ではとてもではないが追いすがることもできない速度で、攻防を重ねていた。

 鎧の騎士が右手に掴む大剣を、大きく左へと横薙ぎに振るえば、黒狼人間は一閃を後方に跳んでかわし、身を低くして騎士の懐へと突っ込む。

 鈍く、重い激突の音に周囲の大気は波打って、マコトも肌にビリビリと伝わるものを感じたほどだ。

 ごう、と、激突の衝撃の余波が風となり、埃を高く舞い上げる。

 黒狼人間のタックルに込められた力が如何ほどのものであるか、それだけでも窺い知れようというものだが、腰にまともにくらいながら、しかし騎士は倒れもせず体勢もそのままに耐えきっていた。

 精々、地面に靴底が擦った跡がついた程度である。

「…………ッ!」

 マコトは、黒狼人間が今、舌を打ったのなんとなくわかった。

 騎士が振りぬいたままだった右腕を引き戻し、左手でも柄を掴んで、上段高くに大剣を構えた。

 振り下ろす。

 懐にいた黒狼人間が、そこに劇的な反応を見せる。

 黒い毛並みが、一斉に逆立ったのだ。総毛立つとはまさにこのこと。黒狼人間は跳び退き、間一髪、刃を回避した。

 刀身が起こした風が黒狼人間とマコトの身体に吹きつけてくる。再度、巻き上がる埃が煙たかった。

 大剣はアスファルトを穿っていた。砕くでなく、割るでなく、刀身の切っ先が深く道路に沈んでいる。切り裂いたのだ。

 その切れ味、電柱を刻んだ黒狼人間の爪では、比較になるまい。

『――――』

 鎧の騎士が、両手をグッと引いて大剣を地面から引き抜く。

 その仮面が、黒狼人間の方に向けられた。赤い双眸。闇の中に確かに光るその瞳に射抜かれて、黒狼人間は確かに、身を震わせた。

 黒狼人間はきっと、怖くなったのだ。自分では勝てぬと、悟ったのだ。

 舌を打ったのは、それでも強がりたいからか、もはや諦めざるを得ないと知ったからか。

「グッ」

 黒狼人間は、立ち上がった鎧の騎士の眼光にその口元をグニャリと歪ませると――

「ッオオオオオオオオオオオオオ!」

 雄叫びではなく悲鳴と共に、騎士へと襲い掛かる。

 滅多打ちだ。

 拳を、蹴りを、打ち下ろし、振り回し、振りぬいて、騎士の顔面を、腹を、腕を、足を、その身全てを、打つ。何度も打つ。

 肉が金属を叩く音が、間断なく続いた。

 ただの腕の一振りで、コンクリートを切り裂き砕く黒狼人間の腕力は、明らかに人のものではない。

 その動き、追い詰められていながらも、変わらず目にも留まらないのは、それが、この異形の最低限度の素早さであるからだろう。

 ただ――

 マコトには知識も何もないため、ほとんど分からないが、感じることはあった。

 この黒狼人間は、戦いの経験はあっても、自分と同じく、きっと素人なんだ、と。

 動きが雑なのだ。疲労もあってか、身体がフラついているように見える。それに加えて、まるで、自分の力に、自分自身が振り回されているような感時もしていた。

 一方で、騎士は揺るがない。

 もう、三十秒近くは打たれっぱなしだろうに、その身は一歩たりとも後退を見せず、文字通りに、微動だにしていない。

 硬くて、強くて、重々しい。

 黒狼人間とは、それこそ、姿から感じ取れる存在感自体が違っていた。

 どちらも、21世紀の現代社会にあるまじき姿をしているというのに、差は、見るからに大きかった。

『――――』

 仮面の奥の瞳が強く輝く。

 鎧の騎士が動いた。といっても、無造作に右足を前に蹴り上げただけである。

 しかし、打つことのみに全霊を傾けていた黒狼人間にとっては、完全に意識の外からの攻撃であったらしく――

「ギャンッ!?」

 弱った犬そのものの鳴き声だった。

 高々吹き飛び、黒狼人間が地面に落ちようとする。

 宙高く放り上げられたその身体は、力が抜けているようで、意識を失っているようにも見えた。

 マコトが、狭い放物線を描く黒狼人間を見上げ、なんとなく、落ちてくるのを待っていると、放物線の頂点を過ぎてすぐのところで、影が飛び込んできた。

『――――!』

 その影に、鎧の騎士も顔を上げて反応する。

 屋根から屋根へ、音を殺して飛び移ったそれは、意識の途絶えた黒狼人間を肩に担ぎ、マコトと鎧の騎士を見下ろしていた。

 もう一体の黒狼人間。

 暗さに加えて高度差もあって、身長や体格までは判別できないが、自らが肩に担いでいる方とは違い、ジャケットを羽織っているようだった。

 仲間を傷つけられて怒りを帯びたのか、その黒の体毛が、ザワリと起きて、ジャケットの黒狼人間はグルルと威嚇の唸りを見せた。

「ウォォォォォォォォォォォォォ――――」

 しかし、唸ってからの遠吠え。

 そして倒れた方を担いだままだった黒狼人間の姿が、いきなり消えた。

 逃げたのだろうが、マコトには、消えたようにしか見えなかった。

『――――』

 鎧の騎士が、大剣を腰の鞘に納めて、その視線を空から道の先へと変えた。

 追いかけるんだ、そう思ったマコトが口を開く。

「あ、あの!」

 鎧の騎士が、マコトの方を振り向いた。

「ありがとう、助けてくれて!」

 黒狼人間が何者で、この騎士が何者なのか、それはマコトには分からないが、しかし助けてくれたのならば、お礼は言わねばならないだろうから。

 鎧の騎士は、数秒、少年を見つめると、

『――そうすることが、「正義」だから』

 言うが早いか、鎧の騎士もまた消えた。遠くに、あの硬い足音が聞こえた気がして、やはり、人にあらざるモノであると、マコトは改めて思った。

 静寂が、やっとのことで戻ってくる。

「ふぅ……」

 マコトは周囲に目をめぐらせた。

 電柱は傾きかけて、道路には亀裂が無数に走っている。陥没も一箇所や二箇所どころの話ではない。

「なんだかな……」

「ああ、本当に」

 別の声。いつからそこにいたのか、そして、いつから見ていたのか。

 現れた人影が、薄く開いた唇から、ユルリと煙を吐き出して、それは尾を引き、たなびいて。

「――お安いことだぜ」

 そこに立つ人影がマコトに触れると、少年の姿は揺らめいて、陽炎が晴れるように、煙が空気に溶けるように、薄らいで消えていった。

 一人残ったその人影が、地面に落ちていた何かに気づく。

「……こいつぁ」

 拾い上げたそれは、四角い手帳のようだった。

「ふぅん……、ああ、まあいい」

 手帳を懐に仕舞いこむと、人影はまた、左手につまむ煙管を口にくわえ、月を見上げる。

 薄い雲に半ば以上も覆われた、見た目も汚い、朧月夜がそこにはあった。



 Scene1:夜闇の中に出会う――Fin

 Next→Scene2:大儀の正道

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