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勇者の後ろからコッソリついて行きます。  作者: 虫松
《三人の賢者様編》
49/52

ストーカー136日目

隕石となったデーモン彗星は空気の摩擦により真っ赤な塊となって、神殿のボス、ナーガラージャに突っ込む。


「があああああああ!体が裂けるううう!」


ナーガラージャの胴体を貫いたデーモン彗星は神殿の天井を突き破って何処かに飛んで行った。

真っ二つに裂けたナーガラージャは少しずつ再生を始めた。


「今だ!グラビテーションG9」


二つに裂けたナーガラージャは再生を始めたが王子の引力魔法によって再生した部分を吸い込まれていく。


「や、やめろ!!ドンドン俺の体があああ!」


吸い込まれては再生を繰り返すナーガラージャは小さく沢山分裂して再生していった。


「トカゲさん達!小さくなった蛇さんを捕まえて」


「おい!分裂したナーガラージャを合体させないように捕まえるビガ!」


「「「「「俺は死なない不死身の体なんだぞ!!」」」


トカゲ族に抱きかかえられた30体のナーガラージャは一斉に王子に叫ぶ。


「でも、30分の1の大きさになっちゃったから、力も魔力も小さくなっちゃったね。」


「俺はどうする気だあああ!」

トカゲ族に羽交い締めされたナーガラージャは王子をにらめ付け必死に反撃しようと動きもがいていた。


「トカゲ族の村で厳重に隔離幽閉しとくビガ!!」


「なんだと!!下等生物のお前らなんかに幽閉されるだと!」


「永久に死ねないから、大変だね」


「そんな馬鹿な、餌であるトカゲ如きに蛇の我々が負けるなど」


「よーし、残ったナーガ族を成敗するぞ!抵抗するものは斬り、降参するものは捕縛する」


「ネズミ殿はそこで見ていてください♡」


「おー、ちょっと休ませてもらうわ」


「さっきはよくも殺ってくれたな!抵抗するものは容赦無く叩き斬る!」


「・・・・」(デーモン大丈夫かな?)


「ネズミさんチャーリーも疲れちゃった。少し眠るね」


チャーリー王子は欠伸をするとオポッサム師匠の横でもたれながらねむりはじめた。神殿内はナーガ族の悲鳴と女勇者の勇まし声が反響するのだった


(この状況でよく眠れるな。よほど魔力を消費したか)


神殿内を出ると、神殿は崩れさり、トカゲ族の槍にグルグル巻にされたナーガラージャの30体の分身が出てきた。


「忌まわしい蛇の神殿もなくなったビガ!我々の勝利ビガ!!」

!!」


「アイライン勇者様のお陰ビガ!未来永劫、感謝の気持ちを忘れないように祀るビガ!さぁ勝利の宴をするビガ!」


トカゲ族の村に女勇者の像が作られ、魔除けの像として信仰された。


「なんで私が魔除けなんだ救いの女神とかでしょう?」


「ナーガのモンスターを斬り刻むすがたは、それはそれは勇ましかったです」


「・・・・・」


崩れた神殿にはLOBI2が残されていた。ナーガの神殿の完全に修復されたのは、これからだいぶ先の話である。


「ドーナッンダ!コリャ!ショクニンダマシイ二ヒガツイタゼ!」


改心したナーガラージャは森の護り神として、神殿に戻りトカゲ族と共存共栄した。


ナーガラージャ編 完


◻️◻️◻️


「おっかしいわね。神殿から飛ばされた方向から計算するとこの辺にいるはずなんだけど、あっいたいた。大木に突き刺さっていたか、また石になったのね。何回も尻穴にぶっさされて大変ね。おーふぉふぉふぉふぉ」







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