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勇者の後ろからコッソリついて行きます。  作者: 虫松
《三人の賢者様編》
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ストーカー127日目

俺=オポッサム師匠です。


ナーガの神殿へ乗り込む作戦決行の1週間前、俺たちはトカゲ族の村周辺のモンスターを狩りレベルアップに励んでいた。まぁそれは、いつもの通りなのだが、最近女勇者の愛ちゃんの様子がおかしい。今までは

「ぶっ殺す!」 「悪しき魔物達よ絶命せよ!」「うぉおりぁあああ!」

と勇ましい雄叫びを上げてモンスター郡に突っ込んで行ったのに、最近は


「ネズミ殿にお任せします」「ネズミ殿ご指示を」「ネズミ殿怪我はないか?」


俺をやけに気にしてくる。何か俺したか?いや何もしてない。

年頃の人間の女じゃよくわからないな。


「「「えっほ、えっほ、えっほ、えっほ!」」」」


俺とベンガルとトカゲ族の戦士達は、生贄の神輿に愛ちゃんを載せ練習をしている。

神輿を担ついでジャングルの茂みの中を慎重に進むのは中々難しい。


「少し休憩するビガ」

ベンガルは号令をかけた。神輿を地面に降ろす。


愛ちゃんは花で飾りつけドレスをきている。

顔は見えないように大きな被り物をしていた。


「ネズミ殿、被り物をとってくれるか?」


「こんな暑い中、被り物をしなくちゃいけないなんて大変だな」


愛ちゃんは汗で顔がびっしょり濡れている。


「もしかして、私のことを気遣っていただいているであろうか」


「水分不足で戦いの前にぶっ倒れたりしたら大変だ。これ被り物の中に入れておけ」

俺は水筒を愛ちゃんに渡した。


「ネズミ殿、かたじけない」

愛ちゃんには顔が真っ赤になった。


「大丈夫か?おい!」


「大丈夫じゃ、、、ない」


愛ちゃんは気絶した。

数時間後、ベットに横たわって目を覚ました愛ちゃんに俺は聞いた。


「最近お前、おかしいぞ、何かあったのか?」


「恋をしてしまったのだ」


「何?誰なんだそいつは、いやすまないプライベートな話だ。気になったもので聞いてしまった」


「いや、話したいので聞いてくれ、そのものは人間ではないのだ」


「えっまさか」


「いやデーモンではない。そのものは、人間になろうと努力しているのだ、私も最初は気がつかなかったのだ、しかし裸の全身姿を見てしまった時から、胸の鼓動が止まらぬのだ」


「いや、待て落ち着け。俺が落ち着け」


「一方的な恋だとはわかっているのだが、話しておかなくてはならないと思ったのだ」


愛ちゃんは一方的に俺に愛の告白をしてしまったのだった。


(なんか、色々まずいね。)


◇◇◇


デーモンは、洞窟の奥にいたトカゲ族に村の場所を聞いて洞窟の外に出た。

そこへサキュウバスさんから使い魔が飛んできた。


【デーモンたけし君、あの後調べてみたら魔王様がナーガラージャに会いに行ってるわ。多分、愛ちゃんもそこに行くはずよ。私の奴隷部下がナーガの神殿に向かうから一緒について行ってあげて♡】




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