表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/52

ストーカー2日目

魔王城 魔王図書館


もどってきたよ。産まれ故郷って全然思い出ないけどね。

卵の中にいて、生まれてからすぐ、兵として徴収。

勇者を倒せ!だからね。知能はモンスターの中では高い方じゃないかな。ずっとガオガオ吠えてる犬並み知能脳みそまで筋肉の怪力馬鹿が殆どだよね。


さぁ植物の本を探さないとね。あった!野草大図鑑。

野草の魅力は、採ったらすぐに食べられる事です。

よし、キノコあった。いっぱいあるなぁ。

これなんかカラフルで美味しそうなのに毒持ってるんだんね。

ふむふむー


「あら?!ガーゴイルがお勉強してるの?偉いわねぇーー」


「サキュバスさん、こんにちわ」


苦手なサキュバスさんが豊満な胸を、ゆさゆさ揺らして本をひろげている僕の所へやってきました。

サキュウバス悪魔族 人間が寝てる間淫らな夢を見せ虜にする。

なんてふしだらな女なんでしょう、愛ちゃんとは正反対。

サキュウバスは上位モンスターなので人間ともお話できるのですよ。

そして虜(奴隷)にして精を吸い尽くす。あーお姉様、何でも言うこと聞きます女王様っていう男が鎖に繋がれ、図書館の外に裸で待ってます。


「ガーゴイル君、何読んでるの」


「いや、野草の事を知って、食事を豊かにしようかと」


「食事なんて人間に作らせればいいのよ♡」


「僕にはサキュウバスさんみたいな能力ないので無理です。」


「じぁ!これを読みなさい!」


【人間を虜にする100の方法】サキュウバス著

僕はサキュウバスさんから本を渡された。


「有難う御座います。」


「1200ギルドよ」


「えっ、そんなにお金持ってないです」


「120ギルドでいいわ」


さっき蜂を倒したお金と持ち金全部をサキュウバスさんに渡しました。

モンスターだから、お金使わないけど。メッチャ足元みて値段つけたね。

クソあまがぁ!なんていえるわけもなく。


「人間を頑張って虜にします!」


「頑張ってちょーだい。おーふぉふぉふぉふぉ」


本が売れて、ご機嫌だな。モンスターはあんまり興味ない本なんだろうな。餌にしてるのが99パーセントだもん。

僕は早速、本を開いて見た。そして気づいたんだ。

言葉つうじねぇーよ!パントマイムはできるけど、それで虜にできる?

すごーいパフォーマンス!大道芸人さんである。

何か使える技はないかな。


これだ!これは使えるぞ。明日早速チャレンジしてみよう。

僕は野草大図鑑と、サキュウバスの本を抱えて、魔王城から飛んでいった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ