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商店街

商店街というのは、

どこの所も

人が多いと思う。


ここの

学校帰りに来た商店街も、

人間が

アホみたいにいる。


本当 暑苦しい。


しかも、その人間が

野郎ばっかで、吐き気がする。


勘弁してくれ。



だが、

今 俺の隣に、


最高に暑苦しい人間?がいる。


いや、

人間では なかった。


ただの 暑苦しいカマキリ野郎だ。

その名も

ハットリ。


その名前を

聞いただけで

嘔吐しそうだ。


そして

今 僕はそいつと一緒に、エアガンショップを

目指している。


辺りには

フィギュアや鉄道模型が売っている店がいっぱいある。


エアガンショップも

この辺だろう。


さっさとハットリに頼まれたエアガンを買って、帰るとしよう。


うん、それがいい。



僕がそんな事を考えながら、エアガンショップを探していると、隣に歩いているハットリが、

ブツブツ言い出した。


「あ~ だりぃ~

いつまで 俺を こんなカビ臭い商店街で 歩かせるつもりだ~!

早くしてくれ~」


おっと危ない。


僕の蹴りが暴れまわる所だった。



だがこんな所で、また

ハットリを興奮させると警察沙汰になってしまうだろう。


それだけは

勘弁してほしい。


僕は優しい声で

ハットリを励ました。


「まあまあハットリ。

もうすぐで多分着くからもうちょっと我慢しててな。」


「しょ~がね~な~。」


なんか僕…

イライラする!


すげーイライラする!


だがここは

我慢だ。


僕は大人なのである。



歩いていたら、

エアガンショップにたどり着いたようだ。


「着いたよハットリ」



ハットリは

エアガンショップの

外見を

舐め回すように見て、

こう豪語した。



「…ま

カビ臭い商店街にしては

まあまあなんじゃね~の~?」



一番カビ臭いのは、

お前のキモい顔面だ。

と 言いたい所だが

止めておく。



しかしハットリは

機嫌が良くなったみたいだ。 死ねばいいのに…



ハットリは僕にこう命令した。

「お前

なにぼ~としてんだ?

はやく 中にはいるぞ~!」



ハットリは

急ぎ足で店内へと消えていった。

キモいから一生帰ってくんな!


とは言えず、

僕はハットリに

しぶしぶ ついて行った。


…これから

本当に警察沙汰になるとも知らずに…

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