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趣味はエアガン収集

皆さんにも

苦手な教科の1つや2つはあると思う。


僕は

全ての教科が嫌いだ。


そして

ハットリはもっと嫌いだ。



そんな事を考えながら、

一時間目の実習室で

僕は座っていた。


突然

隣に座っている、

妖怪マナカ野郎こと、

ハットリが

僕に図々しく、

質問してきた。


「お前、

苦手な教科とかあるのか~?」


なんて質問だ…


それに

妖怪マナカ野郎に

答える必要はない。


「…」

無視してやった。



だがハットリは

誰も聞いてないのに、

一人で語り始めた…。


多分

自分に都合の悪い事は、とりあえず置いておく

みたいだ。


「俺に

苦手な教科なんて

ね~んだよ~ん!

すげ~だろ~!」



どうやらハットリは

かなりの自信家のようだ。

そして

周りから見れば、

かなり痛い子だ。


僕はこう指摘した。


「苦手科目が無いなんて、嘘だろ?

嘘はつかない方が、

いいぞハットリ。」



ハットリはすぐに切れた。



「お前ふざけんじゃね~よ。 八つ裂きにするぞ!」



どんだけ 短気なんだよ。

あ~

怖い怖い。



だが

ここは、仏の僕だ。

素直に謝ろう。



「なー

ハットリー

許してくれよー。」



そしたらハットリは

「誰がお前を

許すんだ~?


なにされたって

絶対 許さんからな~。」








ちっ!くそう!

どこまでも心が死んでるな。


ハットリなんかに頭を下げた俺がバカだった。


だが これはどうだ?


「エアガン

買ったるで

許して。」



ハットリは直ぐに

不気味な笑顔を

取り戻した。

「しょ~がね~な~。

許してやっても

いいけどな~。」



まったく

なんて現金なやつだ。


ここまで来ると

逆に清々しい位だ。

ごめん


清々しいのは有り得なかったな。 反吐がでるよ。



しかし

この、

エアガンを買うという約束が、

地獄行きの切符だった。

「じゃ

帰り 楽しみにしてるぜ~」

ハットリのテンションがやけに高い。

高ければ高いほど

キモさ倍増だ。


本当

勘弁してくれよ…



今日の放課後、

ハットリと一緒に、

商店街に行く事になった。


最悪だ。




そして

学校がおわり、

僕と妖怪マナカ野郎は

商店街に向かうのであった。


そこに、

今朝の痴漢の被害者が

いるとも知らずに…。

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