ハットリ喫茶店
今回も
「次へ」 があります。
前回も前前回も
「次へ」 があったみたいなので、 よろしくお願いします。
僕達の目の前には、
僕らお客さんの注文を
聞いている、店員さんがいる。
その店員は、
慣れないてつきで
仕事をしていた。
慣れないてつきなのは、今日が初めてだからだ。
なぜ
僕らがそれを
知っているかと言うと、それは
まぎれもなく
さっきまでお客側だった カマキリ野郎
だからだ。
「いらっしゃいま~せ~! ハットリ喫茶に ようこそ~ ガハハハハ」
…
どうやらハットリは
ここを自分の店だと勘違いしているようだ。
本当の店長はどこにいったんだ?
このままだと
人が寄りつかなくなる屋敷になってしまう。
こんな事になった理由は、
詳しくは知らないが、
ハットリが店長にクレームをつけて、
店長は あまりのキモさにビビって 店をハットリに任せたらしい。
そして店長は、走ってどこかへ行ってしまったらしい。
…
クレームキングだな
僕と中野さんは
椅子に座っている。
中野さんは僕に、
「走ってどこかへ行ったかと思ったら、店を乗っ取るなんて
どこまでも図々しいカマキリ君ですね。
本当 キショクワルイです。殴ってやろうかな?」
と 言っていた。
その気持ちよくわかるぜ。
と 中野さんと話していると キモい店員が、
注文を聞いてきた。
「あれ~?
お前ら どっかで見た顔だな~。 まあ いいか
ご注文 決まってるか~?
」
…
うぜえ。
まあいい。
もう慣れっこだ。
僕達の 注文はもう
決まっていた。
「ココア一つとコーラ
一つ お願いします。」
するとハットリは
聞いてきた。
「アイスとホットがあるんだが~
早く 決めろよ~
俺は お客さんと違って
忙しいんだぜ~」
…
おっと危なかった。
もうちょっとで机の上の水を 顔面にかけてやる所だった。
僕は、
今にもハットリに、殴りかかりそうな
中野さんに確認して、
答えた。
「ホットで
頼むよ」
するとハットリは
こう答えた。
「ああ?
馬鹿じゃね~のか~?
うちの店じゃ~
コーラのホットは
やってね~んだよ~
コーラは普通 アイスだろ~?
死ねば~? 」
…
お前が死ねば~?
っく!
どこまでも中身が腐ってやがる。
僕が言ったのは、ココアの方なんだけどな!
僕達じゃなかったら、
今頃殺されていたぞ。
気を取り直して
アホな店員に僕はいった。
「いや
コーラの方はアイスで、
ココアの方をホットにしてください。」
すると 馬鹿な店員は、
納得したようだ。
だが、
ハットリが
厨房に行くときに
こんな事をほざいていた。
「最初から
そう言えば いいのにな~
本当 最近のお客は
馬鹿 ばっか だな~
なんちゃってな~
ガハハハハ」
…
黙れ カス
中野さんも
言っていた。
「くたばれ ゴミ」
まあ いい。
すると、
ハットリは5分ほどで
戻ってきた。
「待たせたな~
はい これが
ご注文の品だぜ~
ごゆっくりな~」
そう
いいながら 品を机の上に置いて どこかへ行ってしまった。
…
机のに置かれたのは、
まぎれもなく
オレンジジュースと
コーヒーだった。
…
耳が腐っているようだ。
だが
僕達は
文句を言うのも、また面倒な事になると思い、 黙って
飲むことにしたのであった。
そろそろ 約束の時間位だ。
女警官さん 驚くだろうな~。
カマキリ野郎が、店を仕切っているんだもん。
僕達は
また 大変な事にならないようにと、願うのであった…